巷で話題の排ガス規制! 一体どのような歴史があるのか?

やがて消滅するエンジン搭載の原付一種……今後はどうなるのか

 前述のように、令和2年排出ガス規制の原付一種への猶予期間が2025年10月末で終了することに伴い、原付一種はなくなるとされています。

 また、排気量が小さい原付一種は排気ガスの浄化が技術的に困難とされているほか、安価であることが求められています。

排気量が小さい原付一種は排気ガスの浄化が技術的に困難とされているほか、原付一種の販売台数自体も低下している
排気量が小さい原付一種は排気ガスの浄化が技術的に困難とされているほか、原付一種の販売台数自体も低下している

 そもそも原付一種の販売台数自体が低下しており、1980年には約198万台だったものが2021年には約13万台と約40年の間で大幅に減少。技術の面は大きいものの、原付一種の人気低下や一方での原付二種への人気も相まって、原付一種を排出ガス規制に対応させるためのコストを回収することは厳しいとされています。

 しかし、そうなると原付免許はどうなるのか……といった疑問を抱く人も少なくないでしょう。

 そこで現在、「新基準原付」の制度が検討されています。この制度が施行されれば、最高出力125cc以下のバイクを原付免許で乗ることが可能になるというわけです。

新基準原付の候補に上がっているホンダ「スーパーカブ110」
新基準原付の候補に上がっているホンダ「スーパーカブ110」

 ちなみに、問題がなければ2025年4月にはこの制度が施行される予定で、今後は原付一種に代わり新基準原付が普及していくと見込まれます。

※ ※ ※

「原チャリ」と呼ばれ愛されてきた原付一種を消滅の危機に追いやった、新たな排気ガス規制。しかし世界的に環境への配慮が注目された今、こうした規制強化は仕方のないことかもしれません。今まさに、バイク界に大きな変革がもたらされているといえるでしょう。

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