自転車屋にはわかっている。「あなたのパンクの原因は○○だ!!」
自転車に乗っていて、避けては通れないパンクの不安。突起物が刺さるなど「たまたま運が悪かった」と思ってしまう出来事ですが、じつはその原因は、メンテナンスを怠った自分自身が原因かもしれません。
そのパンク、じつはメンテ不足が原因かも
ようやく連日の記録的な真夏日も収まってきましたが、ここで思い出してほしいのが自転車のメンテナンスです。暑さにかまけて怠っていた人も多いのではないでしょうか。使いたいときに安心して使えるよう、まずは基礎である、タイヤの空気圧調整から始めてみましょう。

自転車の修理と言えば、だいたいは「パンク修理」を思い浮かべるでしょう。自転車のパンクの原因は、クギや割れたガラスなどの突起物が刺さってしまった場合だと思うかもしれませんが、じつはそればかりではありません。
原因の多くは、適正な空気圧が保たれていない状態(空気圧不足)だと言われています。自転車走行中に段差を乗り越えようとした場合、空気圧が適正であればショックを吸収してくれるので大きな問題は発生しません。
しかし、空気圧不足の場合だと、段差を乗り越えようとした瞬間にタイヤが完全につぶれてしまい、自転車の鉄製の車輪(リム)と地面でタイヤの中のチューブを挟むことになってしまい、いわゆる「リム打ちパンク」が発生します。
突起物が刺さってパンクした場合はチューブの外側に穴が開くのですが、リム打ちパンクの場合はチューブの内側に穴が開くので、空気圧不足でパンクしてしまったことが一発でわかります。
ちなみに、自転車が問題なく乗り越えられる段差の高さは、タイヤの幅程度まで、と言われています。空気がしっかり入っているタイヤでも、その幅以上の大きな段差を乗り越えたり、段差から飛び降りたりする場合はリム打ちパンクが発生する可能性があるので、油断は禁物です。
少し長期的な目で見ても、空気圧不足はパンクの原因になります。空気圧不足の状態だと、タイヤの中でチューブが動いてしまう隙間ができます。そうするとお互いが擦れて摩耗し、やすりで削るようにチューブがどんどん薄くなっていきます。そうやって薄くなってしまったチューブに穴が開き、パンクします。
こちらもタイヤの中を見れば一目瞭然です。空気を入れるバルブのところにチューブが片寄ってしまっていたり、チューブの削れカスが大量に発生しているので、一発で空気圧不足が原因のパンクだということがわかります。
風船と同じように、自転車タイヤの空気は乗っていなくても徐々に減っていきます。できれば1週間から2週間に1度は空気圧調整をしたいところですが、最低でも1カ月に1度は調整しましょう。
これによってパンクの危険性はかなり減り、タイヤとチューブも長持ちするでしょう。




