なぜか恋しくなる味……。ヨーロッパで確信した「日本のカップラーメン、最強!」説
長く日本を離れていると、もちろん日本食が恋しくなります。そんなとき食べていたのが、カップラーメンやインスタントラーメンだったのです。そしてやっぱり、日本の味とは違っていました。
日本食の「旨味」は、海外では味わえないから……
長いこと日本を離れていると、食べたくなるものがあります。わたし(筆者:伊藤英里)にとっては、そのひとつがカップラーメンやインスタントラーメンです。

2024年も、わたしは4月下旬から9月上旬まで、MotoGPを取材しながらヨーロッパを巡っていました。スペインからフランスに飛び、ブルガリアに行った後イタリアへ。ドイツからイギリス、そしてまたイタリアに戻って、帰国しました。
妙に食べたくなるのは、単純にわたしがカップラーメンやインスタントラーメンが好きだから、ということもあると思うのですが、たとえ日本メーカーのものではなくても、日本食独特の「旨味」に近いものが感じられるから、ということもあるのではないかと思っています。
カップラーメンやインスタントラーメンの発明者は、ご存知の通り、日清食品の創業者である、安藤百福(あんどうももふく)です。ヨーロッパを放浪しているときに様々な国のスーパーマーケットで売られているカップラーメンやインスタントラーメンを見ると、なんだか誇らしい気持ちになるものです。
「とってつけたようなことを言うなあ」と思われるかもしれませんが、ずっと日本から遠い場所で過ごしていると、日常に「日本」を探しては、小さく感動するものなのです。少なくとも、わたしは。郷愁とは少し違いますが、これが自分のアイデンティティなのだろうか、とも思います。
もちろん、「親しんだ味に近い」と安心できるのは、日本メーカーのカップラーメンやインスタントラーメンです。日清食品の「カップヌードル」は、よく食べていました。ただ、イギリスでは1.6~1.8ポンド(約307~345円)するので、頻繁には買えない贅沢品でした。
といっても、帰国して日本のスーパーマーケットでカップラーメンを買おうとしたら値上がりしていて、びっくりした覚えがあります。
「カップヌードル シーフード」は、味としては日本で売られているものに近いと思います。ただ、あくまでもわたしの印象ですが、麺が少し短い気がしました。ヨーロッパではフォークで食べることが多いでしょうから、そのためかもしれませんが、確証はありません。カップもプラスチックで、発泡スチロール製ではないという違いがあります。
日清食品のカップヌードルやインスタントラーメンは、アジア食料品店などにも売っていて、滞在する街にそんな店があれば買い置きして非常食にもします。
ヨーロッパには基本的にコンビニエンスストアがありませんし、イギリスなどでは、日曜日のスーパーマーケットの営業時間が短かいこともあります(といっても、以前は日曜日は営業していなかったので、だいぶ変わってきたそうです)。うっかり食料を調達し損ねたときのために、とっておくのです。










