美味しいアジフライを求めて、昔ながらの雰囲気が残る築地場外市場の食堂『多け乃』へ

アジと言えばアジフライ! というライダーのために、美味しいアジフライを味わえる店を紹介します。築地場外市場の食堂『多け乃』を訪れました。

これからも残して欲しい、昔ながらの雰囲気と市場メシ

 美味しいアジフライを求めて、筆者(増井貴光)が訪れたのは東京都中央区築地です。この日は女性ライダー向けのバイク雑誌の撮影で、編集長のIさんとライダーのTさんの3人で、都内で撮影をしていました(筆者の本業はカメラマンです)。

築地場外市場の南側。晴海通りから路地を少し入ったところにある食堂「多け乃」へ
築地場外市場の南側。晴海通りから路地を少し入ったところにある食堂「多け乃」へ

 朝から走り回ってひと通り撮影が終わったのは14時過ぎ。調べてみると近くの飲食店のランチタイムはほとんどが終わっています。

 しかし空腹マックス、どうせ食べるなら美味しいモノが食べたいと3人で考えていたところで、築地が近いことに気づきます。

 築地でもランチタイムが14時前後で終わる店が多いところ、Iさんが「以前に食事をした店は夜まで通しでやっていたはず」というイマイチ当てにならない記憶を頼りに、築地場外市場に向かいます。

 銀座側に見つけたバイク専用駐車場にバイクを停め、いざ場外市場へ!

 2018年に中央卸売市場が豊洲に移ってしまいましたが、築地場外市場は以前のままで、海外からの観光客も多く人気の観光地になっています。何よりも昔ながらの市場らしい雰囲気が魅力です。

 3人は築地場外市場の銀座側から晴海通りを歩いて場外市場の南側まで来ました。細い路地をちょっと入ったところに目的の店「多け乃(たけの)」を発見しました。

 営業時間は11時から21時と、昼から夜まで通しで営業しています。イマイチ記憶に自信の無かったIさんも、みんな無事に入店できてホッとしていました。

店内の壁には所狭しとお品書きの短冊が貼ってある。美味しそうな日本酒や焼酎もあり、夜に訪れたくなる店でもある
店内の壁には所狭しとお品書きの短冊が貼ってある。美味しそうな日本酒や焼酎もあり、夜に訪れたくなる店でもある

 1階のテーブル席に座ると、「10月から4月はカキフライがオススメ」と声をかけられてメニューを見ると、カキフライがメインの「ミックスフライ定食」が4種類あり、カキフライ2個にエビ、アジ、イワシなどフライの組み合わせが選べます。

 イワシフライも店のオススメということでちょっと悩みましたが、筆者は「カキ2個 アジ1匹」にプラス350円で「小 マグロぶつ切り」付きに決定です。

 貝類が苦手なTさんは「エビフライとアジフライ」、Iさんは以前に食べて美味しかったという「マグロぶつ切り定食」をオーダーしました。

 待つこと10分ほどで料理が出来上がってきました。筆者の「ミックスフライ定食」は、カキフライが2個と大きめなアジフライが1尾、付け合わせはキャベツの千切りです。これにご飯と味噌汁、漬物がつきます。さらに追加で「小 マグロぶつ切り」を付けてかなり豪華な昼ごはんになりました。

 まずはアジフライからいただきます。衣は薄く揚げ色は濃いめ、厚みは普通です。箸を入れるとサクッとした良い感じの揚げ具合で、身はふわっとしています。下味は薄い塩味で、そのままでも美味しくいただけるアジフライです。

 そして冬の主役であるカキフライは、プリッとした食感にジューシーで濃厚な味わいです。アジフライは基本ソースで食べるのですが、カキフライは醤油も合いそうなので、1個目を醤油、2個目はソースか、などと考えを巡らせます。

 しかし、目を離したすきに向かいに座っていたIさんの魔の手が伸び、気がついた時には「美味しい!」という声と共にIさんの胃の中に消えていきました……。

「多け乃」での筆者のチョイスは、「ミックスフライ定食」(カキフライ2個、アジフライ1尾)に「マグロのぶつ切り」付き。シンプルだが満足感は高い
「多け乃」での筆者のチョイスは、「ミックスフライ定食」(カキフライ2個、アジフライ1尾)に「マグロのぶつ切り」付き。シンプルだが満足感は高い

 気を取り直して「マグロぶつ切り」を食べると、中トロも赤身もかなり美味しい。Iさんが「マグロぶつ切り定食」をリピートするのも納得の味です。

 カキフライはひとつ奪われましたが、大満足な遅めの昼ごはんでした。撮影も終わったし、後は帰るだけだ~と、開放感いっぱいで築地場外市場を後にしました。

■多け乃
所在地:東京都中央区築地6-21-2
営業時間:11時から21時、土曜は20時まで(日・祝定休)
※営業時間、休日は変更となる場合があります

【画像】昔ながらの市場らしい雰囲気が魅力。築地場外市場の食堂『多け乃』へ(22枚)

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Writer: 増井貴光

旅をライフワークにバイク専門誌などで活躍するカメラマンでコラムニスト。国内だけでなく、アメリカでランドスピードレースやドラッグレースの撮影を続けている。著書としてユタ州ボンネビルで最高速に挑戦するライダーを撮影した写真集『bonneville』と、ルート66を実際に走って撮影した『movin’on』がある。また撮影だけでなく、イベント等の企画・運営にも携わるなどその活動は幅広い。愛車はハーレーFLTRXS、ホンダXR250とCT110

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