アドベンチャーモデルのネックは取り回し? ホンダ「XL750 TRANSALP」はそんなマイナスイメージを払拭してくれる万能モデル

レーシングライダーの石塚健選手が試乗した、ホンダ「XL750 TRANSALP」をレポートしてくれました。

絶対転ばない! そう思わせてくれる安定感に驚き

 皆さんこんにちは! レーシングライダーの石塚健です。

 いろいろなカテゴリ―が存在するバイクですが、皆さんは“アドベンチャーバイク”と呼ばれるモデルに乗ったことはありますか?

 もちろん所有しているライダーさんも沢山いるかと思いますが、アドベンチャーの特徴としては、あらゆる場所を冒険することを想定して設計されたモデルで、カテゴリ名からも想像できる通り比較的大柄で背が高く、タフなスタイリングが魅力です。

 舗装された道路だけでなく、砂利や土などの未舗装路も走れるよう、多くのモデルは大径のホイールに未舗装にも対応できるオフロード系のタイヤが装着してあって、ハンドルもオフロードモデルのような感覚で扱えるアップハンドルが採用されています。

 僕が普段乗っているスポーツバイクとは設計やコンセプトなどのあらゆる面が違っていて、今まであまり馴染みがないカテゴリでしたが、ちょこちょこ試乗する機会があり、僕もアドベンチャーバイクの魅力に気付いたうちの一人です。

 ということで今回紹介していくのは、アドベンチャーツアラータイプのホンダ「XL750 TRANSALP(トランザルプ)」です!

ホンダ「XL750 トランザルプ」とレーシングライダーの石塚健選手
ホンダ「XL750 トランザルプ」とレーシングライダーの石塚健選手

 トランザルプは2023年に発表されたアドベンチャーツアラーモデルで、1980年代後半から続くトランザルプシリーズの最新モデル。

 オフロード性能とオンロードでの快適性を両立し、しかもロングツーリングにも適したツアラーモデルとしても人気がある万能な1台です。

 外観はクラシックなアドベンチャースタイルで、80年代後半に登場した初代トランザルプ(XL600V)を彷彿とさせるシルエットを継承しつつ、最新のホンダのデザイン要素が融合されています。

 開発者の温故知新な精神が感じられ、街乗りでも映えるデザインが個人的にもとても好きです!

 エンジンは水冷4ストローク並列2気筒 OHC 4バルブの755cc。扱いやすいトルク感とパルス感ある出力特性、高回転域でのエキサイティングな吹け上がり感を両立させ、幅広いシーンでの走りの楽しさを追求して開発されたとのこと。

 フレームは軽量高剛性のダイヤモンド型スチールフレームが採用されています。

ホンダ「XL750 トランザルプ」の足着き(身長165cm)
ホンダ「XL750 トランザルプ」の足着き(身長165cm)

 まずは足着きをチェック。シート高は850㎜、車両重量は208㎏となっていますが、僕(=身長165センチ)が跨るとシートは割とスリムで両足とも地面に着くので、見た目に反して思ったよりも足着きは良かったです。

 このクラスのアドベンチャーバイクでいうと、同じくホンダの「アフリカツイン」やBMWの「GS」にも乗りましたが、足着きや取り回しの良さはこのトランザルプが優位かなと思います。

 また、トランザルプには5種類のライディングモードがあって、スポーツ走行向けのSPORT、通常走行向けのSTANDARD、雨天時の安定性重視のRAIN、オフロード向けのGRAVEL、そして各々でカスタム可能なUSER、から選択が可能。

 今回は時間の問題などもあってスタンダードのみでの走行となりましたが、ライダーの好みや路面状況に応じた走行セッティングが可能となっています。

 では、走行性能を見ていきましょう。まずは低回転からトルクがしっかりあり、発進、加速がかなりスムーズ。

 砂利や小石が転がっている未舗装路でのUターンも、すんなり行えて安心感がありました。

ホンダ「XL750 トランザルプ」の伸びのある加速感としなやかなハンドリング性能を楽しみ走行する石塚健選手
ホンダ「XL750 トランザルプ」の伸びのある加速感としなやかなハンドリング性能を楽しみ走行する石塚健選手

 高回転域ではしっかりとパワーを発揮し、伸びのある加速感が楽しめます。スロットルレスポンスも素直で、追い越し加速にも余裕がありました。

 カーブではハンドリングが軽く、Uターンや低速走行時も安定しています。

 前後ともサスペンションが適度に柔らかく、荷重移動も本当にしなやか。とにかく走りに安心感があるんです!

 それからスクリーンが高めなので、身体にかかる風圧がだいぶ軽減されるなど、風防性能も文句なし。

 そんなホンダ「XL750 トランザルプ」の価格(消費税込)は 126万5000円。価格も100万円台前半とコスパが良く、気軽に乗れるモデルなので、初めてのアドベンチャーバイクという方にもオススメです。

 是非参考にしてみてください! それでは。

【画像】ホンダ「XL750 TRANSALP」の走りを楽しむレーシングライダーの石塚健選手を画像で見る(10枚)

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Writer: 石塚健

(レーシングライダー)埼玉県出身の30歳。3歳からポケットバイクに乗り始め、ロードレースというオートバイ競技に参戦。現在は世界各国で活躍できるライダーを目指して日々、活動中。
2019年から、ヨーロッパでおこなわれる「FIM CEV REPSOL Moto2ヨーロピアンチャンピオンシップ」への挑戦を開始。2025年は「FIM 世界耐久選手権」に、フランスのDafy-RAC41-Hondaより参戦し世界タイトルを目指します。自身のチームも立ち上げ「鈴鹿8耐」にも参戦! スポンサー募集中です! 応援よろしくお願いします。

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