モータースポーツと市販車の関係性とは!? TOYOTA GAZOO Racingが2025年に向けた「もっといいクルマづくり」の方針を発表
TOYOTA GAZOO Racingが2025年に向け、モータースポーツを通じてもっといいクルマをつくるというコミットメントの原点に立ち返りながら、既存のアイコンを強化し、モータースポーツへの情熱を育む計画を発表しました。
モータースポーツで培ったクルマの限界をさらに押し広げるクルマ作りへ
2025年3月12日にTOYOTA GAZOO Racing(TGR)が2025 年に向け、モータースポーツへの妥協のないアプローチを通じてさらに壮大な挑戦を導入すると発表。
限界を押し広げる新しいプロジェクトを通じてテクノロジーと人材をさらに前進させるというビジョンを掲げています。

TGRの最新プロジェクトは、モータースポーツを通じてもっといいクルマをつくるというコミットメントの原点に立ち返りながら、既存のアイコンを強化し、モータースポーツへの情熱を育む方針です。
TGRは2007年の設立以来、モータースポーツ環境で車両を極限まで挑戦させるという哲学を実践しており、技術を限界までテストし、チームメンバーがチームワークと問題解決の精神を育んできました。
ニュルブルクリンクで誕生して以来、この哲学を世界的な舞台に持ち込み、ラリー、耐久レース、ラリーレイドで世界選手権に勝利し、昨年はFIAメーカーズタイトルを再び三連覇。
マスタードライバー・モリゾウこと豊田章男氏と彼のドライビングの師匠であるマスタードライバー・成瀬弘氏が2007年にGAZOO Racingを設立した際、彼らは「道が人を造り、人がクルマを造る」という理念を証明する最良の場としてニュルブルクリンク24時間耐久レースを選びました。
TGRは2025年、6年ぶりにニュルブルクリンクに復帰し、ドライバーの技術と献身的な努力を通じてもっといいクルマづくりと人づくりを目的に設立されたプライベートチーム、ROOKIE Racingと初めてタッグを組みます。
両組織はTOYOTA GAZOO ROOKIE Racing(TGRR)として、ニュルブルクリンク・ロングレースシリーズ(NLS)とニュルブルクリンク24時間レース、そして日本のスーパー耐久シリーズに参戦すると発表。
TGRRは、新開発のGAZOO Racingダイレクトオートマチックトランスミッション(DAT)を搭載した「GRヤリス」で参戦します。
ドライバーがステアリング、ブレーキ、加速に集中できるよう、超高速のダウンシフトを自動で実現するこのシステムは、厳しい競技を通じてさらに改良されていくでしょう。

一方、「GRヤリス Mコンセプト」は、開発中の直列4気筒2.0Lターボエンジンを搭載。この新エンジンは、性能と効率の限界に挑戦し、非常にコンパクトなサイズが低重心化に貢献します。
さらにエンジンを車両中央に配置するミッドシップレイアウトを追求することで、重量配分と重心の面でメリットが得られ、よりシャープなコーナリング性能を実現。
TGRRは、2025年のスーパー耐久シリーズでの集中的なテストを通じ、モリゾウやプロドライバー、ジェントルマンドライバーのフィードバックを徹底的に取り入れ、レースという極限の状況で車両を故障まで繰り返し修理する「ドライバーファースト」のクルマづくりを目指します。
サーキットから生まれたもうひとつのコンセプトは、TGRの「もっといいクルマづくり」への取り組みをさらに強調するもの。「GRヤリス エアロパッケージ」は、クルマ、モータースポーツ、ドライビングへの情熱から生まれたものです。
GRヤリスの「ドライバーファースト」アプローチにより、テストトラックや競技会から得たすべての知見を、車両開発のステップに直接反映。
その結果、新しい高性能な空力アップデートを特徴とするコンセプトが誕生し、スタイリングの面でも人目を引く存在感を発揮します。
手動で角度を調整できるリアウィングにより、ドライバーは状況に応じてダウンフォースレベルを変更する事が可能。前輪の後ろにある新しいフロントフェンダーダクトにより、ドライバーはグリップ感が向上し、空気の流れを調整することができます。

なお、TGRはモータースポーツにおいてGRヤリスで技術の探求とパフォーマンスの再定義を続けており、現行世代の「GRスープラ」はA90ファイナルエディションで究極の表現に到達しています。
現在注文可能なこの特別版は、ドライバーにパワー、敏捷性、精度の爽快な組み合わせを提供し、モータースポーツにインスパイアされたさまざまな改造によってさらに興奮が高められました。
パワートレインのアップデートにより、出力は340 DIN hp (250 kW) から 441 DIN hp (324 kW) に、トルクは500Nm から571Nm に増加されました。
これにより加速と応答性が高まり、最高速度は20km/h向上した270 km/hになります。減衰力調整可能なKWサスペンション、よりダイレクトなステアリング、新しい19インチブレンボドリルドブレーキ、幅広でグリップ力の高いタイヤなどの改良により、新しいカーボンファイバードライバーシートからコーナリング性能を限界まで高めることができます。
TGRは、こうした車両開発活動を通じて、カーボンニュートラルなモビリティの実現に向けた潜在的なソリューションの実現と、モータースポーツの持続可能で刺激的な未来の実現に貢献することを目指しています。
そして競争を通じて代替パワートレインや代替燃料を推進し、ユーザーがどこに住んでいても排出量を削減できるようにするトヨタのマルチパスウェイ戦略をサポート。
TGRの世界選手権プログラムはすべて持続可能な燃料を使用して競われ、世界ラリーではGR YARIS Rally1、世界耐久ではGR010 HYBRIDで100%再生可能なバイオ燃料が使用されています。
過酷なダカール ラリーでも、TGRはレプソルとの提携を通じて70%再生可能な成分を含む燃料を導入しました。
2025年もTGRはモータースポーツにおける人材と技術の育成に注力し、ドライバーファーストの姿勢と刺激的なチャレンジを通じて「もっといいクルマづくり」の理念をさらに具体化していく意気込みです。




























