外したら車検に通らなくなるって知ってた? バイクの後席に付いているタンデムバー
バイクの後部座席に備え付けられている「タンデムバー」は、二人乗り時に同乗者が掴むための重要な装備です。しかし見た目や利便性の面から取り外したいと考える人も居ると思います。タンデムバーは、取り外しても問題はないのでしょうか。
タンデムバーは、取り外しても大丈夫?
バイクは、1人でも2人でも走行を楽しむことのできる乗り物です。特に漫画やドラマなどで描写されることの多いバイクの二人乗り(以下、タンデム走行)に、憧れを抱いたことのあるバイク乗りも多いのではないでしょうか。
そして、バイクにはタンデム走行を安全におこなうための装備が備えられており、そのひとつが「タンデムバー」と呼ばれる部品です(グラブバーやタンデムグリップの呼び名もあり)。
タンデムバーとは、バイクのリアシート周辺に取り付けられているバーのことで、同乗者が掴んで体を安定させるために装備されています。
タンデム走行時は、ライダーと同乗者のバランスが重要なポイントで、特に急加速やブレーキ時に同乗者がしっかりと掴まる場所がないと安定性を欠いてしまい、事故につながる危険性が高まります。
そのためタンデムバーがあることで同乗者が姿勢を保ちやすくなるだけでなく、ライダーの運転負担軽減も見込めるのです。
さらに、車種によってはタンデムバーがリアキャリアと一体化しているものもあり、荷物を固定するためのポイントとして利用されることも少なくありません。
そのため、長距離ツーリング時には積載性を高める役割を果たす場合もあり、かなり便利な装備となっています。
このように、バイクの二人乗り時に必要な役割を担うタンデムバーですが、取り外しても法的に問題はないのでしょうか。

結論から言うと、タンデムバーを外すこと自体に法的な問題はないため、何かしらの違反行為に問われることはありません。
しかし、道路交通法では二人乗りをする際に、タンデムシート、タンデムステップ、タンデムベルトまたはタンデムバーの装備が必要とされているため、二人乗りが可能なバイクでこれらの装備が欠如していると、公道でのタンデム走行が認められないだけでなく、バイクの構造変更届を提出しない限り車検を通すこともできません。
したがって、タンデムバーを外す際は今後の用途をよく考え、慎重な判断のもとおこなうことが重要となります。
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ちなみにタンデム走行での安定性を高める部品として、他にも「タンデムステップ」や「タンデムシート」などがあります。
これらを取り外す行為も、取り外す事自体に法的な問題はないものの、装備が無い場合は2人乗りは認められない事に加え、車検証の乗車定員欄に「2人」と記載されているバイクでは、二人乗りをするために必要な上述の装備が揃っていないと車検に通らないことも覚えておきましょう。









