目指すはクラス優勝! 公式テスト&プライベートテストでEWC開幕戦に向けた準備は万全! レーシングライダー大久保光のレースレポート
レーシングライダーの大久保光選手が参加したEWC開幕戦に向けたル・マンテスト。そのレポートです。
EWCの公式テストとプライベートトレーニングでチームワークは万全
皆様こんにちは。レーシングライダーの大久保光です。4月になり、いよいよ世界耐久選手権の開幕戦がフランス、ル・マンにあるブガッティサーキットで行われます。
私自身、世界耐久選手権フル参戦2年目の年となるため、昨年の反省を生かしてまずはしっかり24時間レースの完走、そしてクラス優勝を目指していきたいと思います。
そんな先日、レース前の事前テストがブガッティサーキットで行われました。
今回はそのレポートと、そのテスト後にチームメイトみんなで行ったルーマニアでのトレーニングについて書いていきたいと思います。

まずはル・マンテストから。チームエトワールとしては今年、海外でマシンを走らせるのがこのテストが初ということもあり、最初はマシンのチェックを重点的に行っていきました。
小さなトラブルはあったものの、しっかりと直して再度コースインすることができて一安心。昨年のル・マンのデータとは全く違ったセットアップで進めていくこととなった今回のテストでは、私と渡辺一樹選手がマシンのセットアップをつめて行き、奥田恭介選手と伊藤元治選手はそれに乗って走り込むというスタイルで、テストを進めていきました。
しかし新しいセットアップということは、ほぼゼロからのスタートということもあり、かなりの試行錯誤を要した為、そのまま1日目が過ぎる結果となります。
走行後のミーティングで、しっかりとマシンの状態などを伝え、2日目に向けての計画と準備を進めていきました。
そして2日目は1日目のコメントを元に、スタート時からセッティングを大幅に変更して走行開始。そのセットが、ライダーが求めていたものと大きくマッチしたため、1日目に比べてとても乗りやすく、そして自由度の高いマシンを完成させる事ができました。

その後、午前中は細かなセットアップを進めていき、午後からはロングランテストとなりました。
ロングランでは、チームの目標としているアベレージタイムをしっかりと刻んでいけるかが鍵となっていましたが、チームの予想を超えるアベレージタイムを淡々と出しながら走行していくことができ、マシンの完成度もより一層増してきました。
同様に渡辺選手も1日目に比べて大幅にラップタイムを伸ばすことができ、最終的にとても満足のいくテストになりました。
リザルト上のクラスベストタイムは3番手となっていますが、それ以上にアベレージの良さがしっかり武器になる所まで持って行くことができ、レースに対してポジティブに望めるフィーリングです。
本来ならばここで解散となるはずでしたが、テストからレースウィークまで約1週間と少し空いているということで、チームの指示もあり、みんなでバイクを使ったトレーニングをしようということになったため、私のルーマニアの友人にお願いして、ルーマニアの首都であるブカレストにライダー4人で向かい、トレーニングを行いました。
マシンはヤマハ「YZF-R3」を2台用意してもらい、みんなで交代しながら走行。場所はサーキットではなく大きな駐車場の一角を借り、そこにパイロンを立てて行いました。

私以外の3人はこの場所を走るのはもちろん、ルーマニアに来るのも初めてでしたが、走行はもちろんのことルーマニア自体も気に入ったみたいで、とても喜んでくれていて私自身、このトレーニングをコーディネートして良かったと思いました。
本来ならば土曜日、日曜日を使って2日間しっかり走り込む予定でしたが、日曜日が雨となってしまったため、トレーニングは中止。余った時間が勿体無いということで、ブカレスト郊外にあるレンタルカートにも行ってきました。
こちらのカート場は室内サーキットとなっていて、カート自体も電動カートなため排気ガスが出ず、室内でも快適にカートでの走行ができました。
一見遊びのように思われるかもしれませんが、初めてのサーキットを限られた時間でどのようにタイムを短縮していくかなど、カートトレーニングも本番につながるポイントがたくさんあり、4人とも楽しみながらも真剣に走行。
4人のチームワークも良くなってきたところで、次はいよいよ開幕戦となります。
チーム一丸となり、開幕戦から最高の成績を獲得できるように頑張っていきますので、皆様応援よろしくお願いします。













