普通二輪免許で公道も走れる!? 絶妙なバランスでオフロードが楽しい電動バイク サーロン「Ultra Bee」2025年モデル登場
電動バイクブランド「Surron(サーロン)」の総輸入元である「コハクジャパン」は、本格的なオフロード走行が楽しめる電動バイク「Ultra Bee(ウルトラ・ビー)」2025年モデルの日本導入を発表しました。
絶妙なバランスの軽量ハイパワーな車体構成がさらに進化
電動バイクブランド「Surron(サーロン)」の総輸入元である「コハクジャパン」は、本格的なオフロード走行が楽しめる電動バイク「Ultra Bee(ウルトラ・ビー)」の2025年モデルを、日本導入予定であることを発表しました。

オフロードでの純粋なファンライドに特化した電動バイクメーカーである「サーロン」は、2014年の設立以来、オフロードバイクとMTBをミックスしたような軽量・スリムな車体の「Light Bee(ライト・ビー)」シリーズを皮切りに、フルサイズモトクロッサーの「Storm Bee(ストーム・ビー)」、そしてその中間的存在となる「ウルトラ・ビー」を展開し、2024年末には同ブランド初となるユース(キッズ)向けの「Hyper Bee(ハイパー・ビー)」を新たに登場させました。
欧州や北米を中心に販路を広げ、オフロードタイプの電動バイク分野において世界トップのシェアを誇り、2024年のブランド誕生10周年の節目に年間販売台数4万台を突破しています。
「サーロン」製品が日本に導入されたのは2020年の「ライト・ビー」から。次いで「ストーム・ビー」、そして第3弾の「Bee」ファミリーとして「ウルトラ・ビー」が2023年より販売開始されました。
その高いパフォーマンスから、電動バイクによるオール・テレイン・レース『FIM E-XPLORER WORLD CUP』にも使われ、2024年シーズンの開幕戦となった大阪大会では、「万博記念公園」に設置された大規模な特設コースを走る姿がありました。
大幅にアップグレードされた2025年モデルでは、重量21.3kgとなる74V/60Ahリチウムイオンバッテリー(従来モデルは重量20.5kgで74V/55Ah)を搭載し、最高出力はスポーツモードで18kW(10秒のみ有効のターボは21kW)を発揮(従来モデルは最高出力12.5kW)。最大トルクは511N.mとなっています(従来モデルは440N.m)。
新たに装備される前後サスペンションは、ゴールドのアウターチューブに強化された内部スライドスリーブを採用する圧側/伸側の調整可能な倒立フロントフォーク、フルアジャスタブルエアバッグリアショックに高強度合金スプリングを組み合わせたリアサスペンションを採用しており、より最適なハンドリングとグリップ性能を実現しています。
パワーモードは既存の「Eco」、「Daily」、「Sports」、10秒間使用可能な「Turbo」に加え、ぬかるんだ地面でも安定した出力で空転して掘らずに進む「Crawl」が搭載され、3つの設定から選択可能なSRTC(サーロントラクションコントロール)は継続して搭載されています。
車体は使用に応じて3タイプが設定されており、公道走行不可の「Ultra Bee X」(競技版)、普通二輪免許以上で公道走行も可能な「Ultra Bee T」(公道版)と「Ultra Bee R」(公道版)が用意されています。ホイールサイズは「X」と「T」がフロント19/リア18インチ、「R」は前後19インチを装備します。
車体重量はいずれもバッテリーを含め100kg以下の軽さを維持しており、日本での発売時期は2025年秋頃の予定。価格(消費税10%込み)は「Ultra Bee X」(競技版)が113万3000円、「Ultra Bee T」(公道版)が118万8000円、「Ultra Bee R」(公道版)が122万1000円となっています。