まったく違和感の無い仕上がりに大満足!! MFJのロードレースで一部義務化されたバイク用エアバッグ、装着の工程とは?

2025年からМFJの公認レースで一部義務化されたバイク用エアバッグについて、自身もサーキット走行を行うライターの後藤武さんが解説します。

極めて自然に装着されたエアバッグ

 2025年からМFJの公認レースに参戦する場合、55歳以上、および22歳以下のライダーはエアバックの装着が義務化されたことをご存知でしょうか?

 かくいう私、ライターのゴトーも還暦を過ぎているのでもろにこの対象となります。

 レザースーツの上にエアバックを着用するのは抵抗があるという方もいらっしゃるかと思いますが、スーツの中に装着できるエアバックもたくさんあります。しかもモデルによってはメーカーでスーツを加工、装着してくれるんです。そこで今回はゴトーがエアバックを装着した経緯や着用してのフィーリングなどを説明させていただきます。

エアバッグが内蔵されたレザースーツを着用する筆者(後藤武)。外観からはわからないほど、違和感無く装着されています
エアバッグが内蔵されたレザースーツを着用する筆者(後藤武)。外観からはわからないほど、違和感無く装着されています

 ゴトーが使用しているのはアールエスタイチのレザースーツ「NXL304」。メーカーに問い合わせたところエアバッグの装着が可能だという返答をいただきました。スーツの中に装着するので外観はほとんど変わりません。

筆者(後藤武)が使用するエアバッグ内蔵済みのアールエスタイチのレザースーツ「NXL304」。スーツの中に装着するので外観はほとんど変わりません
筆者(後藤武)が使用するエアバッグ内蔵済みのアールエスタイチのレザースーツ「NXL304」。スーツの中に装着するので外観はほとんど変わりません

 ただし、エアバッグが作動したときに体が圧迫されないようにするシャーリング加工なども必要になるため、作業はすぐというわけにはいきません。

 これから装着を考えている方は、レーススケジュールなどを含めて余裕を持っておくようにしてください。

 加工が終わって戻ってきたレザースーツは一見すると何も変わっていないかのよう。「あれ、加工し忘れているんじゃないか」なんて思ってしまうほどで、スーツの内側を見てもエアバックが見えないんです。

エアバッグが作動したときに体が圧迫されないようにするためシャーリング加工がほどこされています
エアバッグが作動したときに体が圧迫されないようにするためシャーリング加工がほどこされています

 しかし背中を見ればエアバックを作動させるコードが出ています。ここまで違和感なく装着できるとは⋯⋯予想以上にスッキリとした仕上がりでした。

 リップコードの取り出口はワッペンを貼る仕様と切り込みを入れる仕様があります。ゴトーはワッペンを考えていましたがネームに被ってしまうので装着ができず、切込みを入れてもらいました。もちろん切り込みの周辺はキレイに処理されています。

チームメイトの石川さんはアウタータイプのエアバッグを使用しています
チームメイトの石川さんはアウタータイプのエアバッグを使用しています

 また、スーツの中でエアバックが膨らむとパンパンになってしまうので、シャーリングを施すことで伸びて吸収してくれるのです。

エアバッグが入るので、着用すると若干タイトな感じになりますが、ほんとうにわずか。たぶん普通だったらわからないんじゃないかというレベルです。ただ、ゴトーの場合は最近ちょっと太ってしまいまして元々がタイト気味。チャックを上げるのが少しきつくなりました。ま、ダイエットの良いキッカケになったな、というくらいの感じです。

 レースで走っている写真を見てもらっても分かるとおり、エアバッグがついているなんてわかりませんよね?

背中にはエアバッグを作動させるコードが出ています
背中にはエアバッグを作動させるコードが出ています

 チームメイトの石川はアウタータイプのエアバッグを使用しました。もっとも手軽で加工も必要ありませんが、ゴトーはこのタイプ、ちょっと抵抗があります。

 ちなみにエアバッグと加工料金で88000円。安くはないですが「お金で買える安全は買っておくものだ」と友人に言われて確かにそうだと納得しています。

 アールエスタイチに限らず、国内のレザースーツメーカーはエアバッグの装着に対応していますから、もしも興味があるならショップやメーカーに問い合わせてみてください。スポーツライディング時の安全性を高めたいと考えているライダーにはオススメの装備です。

【画像】まったく違和感無し!! 筆者(後藤武)が使用するエアバッグ内蔵済みのアールエスタイチのレザースーツ「NXL304」を画像で見る(11枚)

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Writer: 後藤武

クラブマン誌や航空雑誌の編集長を経て現在はバイク、食、飛行機などのライターと
して活動中。飛行機とヘリの免許を所持しエアレースのTV解説も担当していたことも。2スト、旧車、V8のアメ車など多数所有。

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