齢84歳のバイク乗りの参加?? 出会いの挨拶にオリジナルのコーヒー⁉︎ バイクとコーヒーが紡ぎ出すツーリングイベント「SSTR」!! デイドリップ通信VOL.26

バイク乗りのコーヒー店主、黒田悟志さんによる連載コラム。今回はツーリングイベント「SSTR2025」の道中で出会った人々とコーヒーについてのお話です。

出会いの挨拶に手渡した「オリジナルドリップバッグ」

 こんにちは、Day Drip Coffeeのクロダです。都内で小さなコーヒー屋をやっている、バイク好きのマスターです。このコラムではバイクとコーヒー、二つの世界を行き来して気付いたトピックをお届けしています。

筆者(黒田悟志)が用意したSSTR専用のラベルを貼ったオリジナルドリップバッグ。道中で出会ったSSTR参加者へのあいさつ代わりにプレゼントしました
筆者(黒田悟志)が用意したSSTR専用のラベルを貼ったオリジナルドリップバッグ。道中で出会ったSSTR参加者へのあいさつ代わりにプレゼントしました

 ということで、今回もバイクのツーリングイベント「SSTR2025」に参加したお話、その後編をお届けいたします。前回はSSTR完走のカギとなるルート構成や、ツーリングをする上でのちょっとした工夫などについてでしたが、今回は「旅の途中で出会った人々とコーヒー」について取り上げたいと思います。

 SSTRに参加されるライダーの中には、出会いの記念や自己紹介のために、挨拶がてら自作したステッカーを配る人が結構います。僕も最初はステッカーを作ろうかなと思ったのですが、せっかくコーヒー屋をやっているのだからコーヒーを配ろうと思い立ち、当店のオリジナルドリップバッグにSSTR専用のラベルを貼った特別バージョンを用意しました。この方が印象的で記憶に残るでしょうし、何より喜ばれるかなと思いまして。

ツーリングイベント「SSTR」の道中で出会った齢84歳のライダーの愛車、ホンダ「AX-1」
ツーリングイベント「SSTR」の道中で出会った齢84歳のライダーの愛車、ホンダ「AX-1」

 最初にお渡ししたのは「道の駅 つる」で出会ったライダー。地元の人から「SSTR参加者へメロンパンを無料配布しているよ。後続のライダーへも伝えてあげて。」と言われたのですが、まさにその事をお伝えしたライダーでした。でもタイミングが無くここではコーヒーを渡せなかったものの、その後300km以上離れた「道の駅ウェーブパーク滑川」で再会出来た時にお渡ししました。

「道の駅 宙ドーム神岡」では休憩を取ろうと食堂に入る時、たまたま同じタイミングで入店したライダーに声を掛けられ、相席しました。実は2つ手前の道の駅で見かけてから気になっていた人でした。なぜなら相当なご高齢にお見受けしたからです。

 なんと齢84歳とのことで、昨年のSSTRアワードでも80歳以上の参加者として健闘賞を受賞された方でした。バイクもホンダ「AX-1」に乗られており、アドベンチャーの先駆けのような個性派バイクを駆る姿は痺れましたね。ここでしっかりコーヒーをお渡ししました。

参加者のさりげない心遣い

 ゴール地点の千里浜なぎさドライブウェイでは、浜辺の駐輪スペースにバイクを停めた時、隣のライダーがバイクスタンドの埋没を防ぐためのプレートを僕の足元にサッと置いてくれました。平日参加は台数が少ないので、ゴール後の駐輪は会場横の砂浜なのですが、そこに転倒防止用のプレートが点々と置いてあるのです。でも暗くて見えにくい中、さりげない思いやりはありがたいし嬉しいですよね。そこでお返しにコーヒーをお一つお渡ししました♪

 ゴールの会場では偶然の再会もありました。一昨年の2023年に初参加した際、民宿でご一緒だったファミリーで、その奥様とゴール地点の会場でバッタリ再会したのです。その奥様の娘さんは重度の障害があるのですが、一緒にSSTRの感動を味わいたいとの想いでサイドカー付のバイクを手に入れ、車で併走した家族と共にゴールしたという人でした。今年も参加されていたと知り、嬉しくてご家族の皆さんにコーヒーをお渡ししました!

筆者(黒田悟志)の愛車「XSR155」
筆者(黒田悟志)の愛車「XSR155」

 完走した翌日、再び千里浜を訪れました。ゴールした日没の頃とは打って変わり、強い陽射しに波間がきらめく、よく晴れた午後のひと時です。何度か往復して砂浜を走る感触を楽しんだり、バイクの写真を気が済むまで撮ったりしてゆっくり過ごしました。その日の出走で、早々にゴールしてくるライダーが現れ始めた頃、僕は浜辺でコーヒーを淹れようと準備を始めました。それはドリップバッグではなく、豆から挽いてのハンドドリップです。今回は浜辺でコーヒーを淹れたくて、そのための器具一式を持ってきたのでした。

 器具を並べ、豆を挽き、いよいよ湯を沸かし始めた時、一台のバイクがやって来ました。ふと見ると、僕のバイクと同じヤマハ「XSR155」じゃないですか! そして僕のすぐ横のスペースに停まったのです。思わず駆け寄って、「同じバイク乗りです! 今からコーヒー淹れるので、良かったら飲みませんか!」と声をかけてしまいました(笑)。

筆者(黒田悟志)が持参したハンドドリップセット。偶然、同じバイクに乗る完走者と共に楽しみました
筆者(黒田悟志)が持参したハンドドリップセット。偶然、同じバイクに乗る完走者と共に楽しみました

 そこからしばらくはコーヒーを飲みつつ、SSTRのこと、バイクに乗り始めたきっかけ、XSR155が走りを覚えるのに最適で、いかにバランスの良いバイクであるか、といった話を楽しみました。もちろんドリップバッグも記念にお渡しして。

 こうしてバイクとコーヒーのある濃密な時間を、SSTRを通じて過ごすことが出来ました。さまざまな風景や出会い、風と香りに満ちた旅の機会をいただけて感謝しています。

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Writer: 黒田悟志

世田谷の自家焙煎カフェDay Drip Coffee店主。自転車ロードバイクに20年ほど乗ってきたが、2年前オートバイに目覚めて自動二輪免許取得。両足2気筒から4スト単気筒へ。昨年はSSTRにも初参加しバイクライフを堪能中。

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