暴れん坊揃いのエンジン内部の調整役!? 不快な振動を打ち消す「バランサー」とは?

バイクには様々な専門用語が存在しますが、この企画ではそうした「バイク用語」について解説していきます。今回は「バランサー」についてです。

エンジンの振動を打ち消すパーツ

 バイクには様々な専門用語が存在しますが、この企画ではそうした「バイク用語」について解説していきます。今回は「バランサー」についてです。

スズキ独自の「クロスバランサー」。270°位相クランク並列2気筒エンジンの1次振動と偶力振動を抑制するため、クランク軸に対して90°に1次バランサーを2軸配置し、エンジンのコンパクト化も実現
スズキ独自の「クロスバランサー」。270°位相クランク並列2気筒エンジンの1次振動と偶力振動を抑制するため、クランク軸に対して90°に1次バランサーを2軸配置し、エンジンのコンパクト化も実現

 エンジンは、内部のさまざまなパーツが回転や摺動することでパワーを発揮します。その一方で、そうしたパーツの動きがいろいろな振動を発生させる要因となっています。

 バランサーは、そうした振動を打ち消すために、振動の原因となるパーツの動きとは逆の加振力を発生させます。つまり、その名の通り「バランスを取る」ためのパーツなのです。

 バイクで「バランサー」といえば、一般的にはクランクシャフトからの振動を低減させるためのバランスシャフト(バランサーシャフトとも)が知られています。

 特に振動が多いVツインや単気筒エンジンに採用されていることが多いのですが、4気筒エンジンなど比較的低振動のエンジンに使われていることも少なくありません。

 また、2000年以前のハーレーなどはあえてバランサーを装備しないことで振動を「味」として演出したり、クランクバランスから見直されたレーサーなどは軽量化のために装備しなかったりすることもあります。

【画像】「えぇぇぇぇ!」これが振動を抑える「バランサー」です! 画像で見る(3枚)

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