バイク女子が魅了された「クラシカルでどこか柔らかなフォルム」ロイヤルエンフィールド「スーパーメテオ650」 “旅の相棒”を求める人にぴったりの不思議な力を持ったバイクの魅力 〜高梨はづきのきおくきろく。〜

毎月の8日がつく日は『高梨はづきのきおくきろく。』今回は試乗したロイヤルエンフィールド「Super Meteor 650(スーパーメテオ650)」についてお送りしていきます。

「かわいい」と「渋い」が同居する“旅の相棒”

 皆さんこんにちは、バイク女子の高梨はづきです!

 本日の「きおくきろく。」は、ロイヤルエンフィールドの「Super Meteor 650」をお届けしていくよ!

クラシックでおしゃれなバイクが揃うロイヤルエンフィールド。すでにヒマラヤやハンター350に試乗してきた私としては、今回のスーパーメテオにも自然と期待が高まっちゃう。

ロイヤルエンフィールド「スーパーメテオ650」と筆者(高梨はづき)
ロイヤルエンフィールド「スーパーメテオ650」と筆者(高梨はづき)

 まずは見た目からチェック! スーパーメテオ650には「スタンダード」と「ツアラー」の2タイプが展開されていて、今回私がまたがったのは、スタンダードモデルの「Interstellar Green(インターステラグリーン)」カラーだよ。

 クラシカルでどこか柔らかなフォルムが印象的。尖りすぎず、丸みを帯びたデザインは一言でいうと“かわいい”! ブランド発祥の地、英国の風景にそのまま溶け込みそうな佇まいで、カワサキ「エストレヤ」乗りの私にはどストライクなルックスだったよ。

 特に目を引いたのが、両サイドに配置されたツインマフラーと、画像では少し伝わりづらいかもしれないけど、花のように輝くテールランプ。正面も背面も美しく見える左右対称のデザインは、細部にまでこだわりを感じて惚れ惚れ。ティアドロップ型の燃料タンクは15.7Lと大容量で、ロングツーリングにも頼もしい相棒だね。

シート高740mmの低くシートも広い設計で、筆者(158cm)でも足つき良好。停車中の安心安定感も◎
シート高740mmの低くシートも広い設計で、筆者(158cm)でも足つき良好。停車中の安心安定感も◎

 車両重量は241kgとしっかりボリュームがあるけれど、シート高は740mmと低め設定。私(158cm)がふわっと座ると、かかとが少し浮くくらいで、意識すれば両足しっかり地面に着けられたよ。

 ただし、シートの幅が広くてサイドカバーが太もも裏に当たる感覚があるから、足を下ろすとやや外側に開く印象。小柄な方は最初に足つき感をチェックしておくと安心かも◎。

 ハンドルまわりを見てみると、大きな丸と小さな丸が並んだ個性的な2連メーター。一つはアナログとデジタルが融合したフルカラーメーター、もう一つはロイヤルエンフィールドならではの「トリッパーナビゲーション」!

 これはスマホと連携して、“矢印だけ”で進む方向を教えてくれる簡易ナビで、道順をあえてシンプルに表現することで、旅にちょっとした冒険感をプラスしてくれるんだって。

 今どきはスマホナビをフル活用して、リアルタイムの地図を見ながら走るスタイルが主流だけど、この“矢印と距離だけ”のミニマルな案内は、感覚に任せて自由気ままに走る旅の醍醐味を思い出させてくれる気がしたよ。こういうアプローチ、個人的にすごく好き!

 さて、いよいよ走り出していくよ。

 エンジンを始動すると、648ccの空冷並列2気筒エンジンが「ドゥルルルルン」と低く心地よい鼓動を響かせる。このエンジンは、カフェレーサーの「コンチネンタルGT」やネオクラシックな「INT650」と同じパワーユニットで、最大出力は47PS/7250rpm、最大トルクは52.3Nm/5650rpm。

足を前に投げ出すクルーザーポジションは乗り手を緊張させることなく走行を楽しめる。景色と風を味わうのがこのバイクの流儀
足を前に投げ出すクルーザーポジションは乗り手を緊張させることなく走行を楽しめる。景色と風を味わうのがこのバイクの流儀

 まずはアクセルをゆっくり開けてみたんだけど、低速域からしっかりとしたトルク感があって、大柄な車体をグイッと前に押し出してくれる。スロットルをグッと大きく開けても急に飛び出すような挙動はなくて、「焦らず行こうよ」と語りかけてくるような大人の余裕が感じられたよ。

 特に低速での安定感は抜群。乗る前に「大きすぎるかも」と感じていた不安は、走り出したらすぐにどこかへ消えていった。

 シフトは6速リターン式で、シーソー型のシフトペダルが採用されているから、足の裏だけでシフトチェンジの上げ下げが可能で、ライディングシューズを汚さずに済むのも嬉しいポイント!

変速は6速リターン式。シーソー式のシフトペダルで、足裏だけでシフト操作可能
変速は6速リターン式。シーソー式のシフトペダルで、足裏だけでシフト操作可能

 ただ、Uターンや狭い場所での取り回しは少し慎重に。241kgという重量に、ホイールベースは1500mm。数字以上に“ずっしり”と感じられる部分もあって、私のような小柄ライダーだと、停車時やフロントの切り返しで「よいしょ」とひと呼吸入れたくなる場面もあったかな。

 それと、足を前に投げ出すフォワードステップのポジションは、ゆったりクルージングにはぴったり。でもニーグリップがしづらくて、バイクとの一体感が少し薄く感じる人もいるかもしれない。特に小柄な方や女性ライダーは、支え方や重心移動にちょっと工夫が必要かも。

 ちなみに、シートは広くて包まれるような安心感があるけれど、長時間乗っていると少し姿勢が固定される印象。お尻がむずむずしてきて、途中で体を動かしたくなる場面もあったよ(笑)。

 でもこれって、スーパーメテオ650が“旅バイク”として設計されているからこその特徴なんだと思う。

 クラシックとモダンが同居するスタイルに、ブラックとグリーンの重厚感が映えロイヤルエンフィールド「スーパーメテオ650」
クラシックとモダンが同居するスタイルに、ブラックとグリーンの重厚感が映えロイヤルエンフィールド「スーパーメテオ650」

 速さや軽さではなく、あくまで“道そのものを味わう”ことにフォーカスした乗り味。クラシックな見た目に現代のテクノロジーをさりげなく融合させて、景色や空気とともに「今」を楽しむ。そんな世界観を大切にしているのが伝わってきた。

 ロイヤルエンフィールドが描く“クラシックの再解釈”をしっかり感じられる1台で、まさに「大人のツアラー」といった印象だったよ。

 もちろん、ロングホイールベースや重量感は慣れるまで工夫が必要な部分もあるけれど、スーパーメテ650にはそれを上回る魅力がある。ゆっくりとした時間の流れの中で、景色を楽しみながら走るスーパーメテオ650は、そんな“旅の相棒”を求める人にぴったりの1台だと思う。

 クラシカルなかわいさと渋さのバランスも絶妙で、「乗っている自分」までもちょっとおしゃれに見せてくれる、不思議な力を持ったバイクだったよ!

 ……ということで、今回はここまで。また8のつく日にお会いしましょう〜♪

【画像】「可愛さ」と「渋さ」の融合!? ロイヤルエンフィールド「スーパーメテオ650」を画像で見る(30枚以上)

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Writer: 高梨はづき/hapi

(役者/YouTuber)17歳で普通自動二輪免許取得し、当時の愛車はホンダCB400T。声優を目指して専門学校に入学後、勉学に専念するため同車を手放し一時バイクを離れる。2020年3月にカワサキ・エストレヤを購入し、数年ぶりにバイクの世界にリターン。声優活動を経て、現在は舞台役者・バイカーモデルとして活動中。同時に"hapi"名義でYouTubeチャンネルを開設、自身のバイクライフをマイペースに投稿してます!チャンネル登録お願いします!!

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