「鉄カブならではの加工・流用」の極み 「タイカブ×グロム×NS-1」パーツで完成した個性的スポーティカスタム
HSR九州サーキット(熊本)で開催された「第16回カフェカブパーティーin九州」九州各県はもとより全国各地からカブ乗り・カブ好きが200台以上も集まりました。その中から当編集部がピックアップした個性派カブを紹介します。
アイコニックなカブ要素はそのままにパーツチョイスとセンスで魅せつけるシルエット
個性的でスポーティな印象の顔つき、倒立フォーク、キャストホイールなどなど見るからに「速さ」を漂わせる今回のスーパーカブ・カスタム。
まず一番に目に入るヘッドライトカウルですがタイで販売されている通称「タイカブ」、「ソニック125」用を流用し、丸目の多いカブのイメージを一新しています。
倒立フォークはホンダ「グロム」純正を流用していますが、当然ボルトオンで取り付けできないため、ステムシャフトなどに加工を施し装着。そこにホンダ「CBR250R」の純正フロントフェンダーを合わせるなど、一切の違和感の無い純正のような仕上がりには驚かされます。

そのフロント回りの迫力とギミックにより、見逃してしまいそうになりますが、前後共にホンダ「NS-1」のキャストホイールとブレンボ製ブレーキキャリパーに換装、リアはスタビライザー付きのアルミスイングアームとオーリンズ製ショックと、そのパーツチョイスから見た目だけではない「本気」さを感じます。
そしてメインとなるエンジンですが、セルモーターがシリンダー下にあるので恐らくジョルカブベースのエンジンにキタコ製ニュースタンダードボアアップキット108ccを組み込み、キャブレーターはヨシムラCR、そしてアウテックス製エキゾーストと吸排気系も抜かりなくカスタムされています。
筆者個人談になりますが、やはりカブなのでクラッチ付きエンジンではなく遠心クラッチエンジンベースでのカスタムということも◎。この遠心クラッチ仕様という点から玄人志向と言いますか、オーナーの「カブ」に対する想いをビンビンに感じてしまいます(笑)。
年々とインジェクションベースのカスタム車が増える中、鉄カブならではの加工・流用のバラエティの広さ、また他者との差別化を如実に感じさせるお見事でレーシーなカブでした。

















