「静かに寄り添ってくれる青い相棒」 身長158cmのライダーが試した台湾No.1ブランド「KYMCO」の軽二輪スクーター「X-TOWN CT250」の実力 〜高梨はづきのきおくきろく。〜
毎月の8日がつく日は『高梨はづきのきおくきろく。』。今回は試乗したKYMCO(キムコ)の「X-TOWN CT250 (エックスタウン シーティー250)」についてお送りしていきます。
「ちょうどいい感覚」のミドルクラススクーター
本日の「きおくきろく。」は台湾のバイクブランド KYMCO(キムコ)の「X-TOWN CT250 (エックスタウン シーティー250)」(以下:CT250)をお届けしていくよ!

日本ではまだまだ“ホンダ・ヤマハ・スズキ”の牙城が強いけれど、キムコ製のスクーターはね、ひとたび触れてしまうと「これでいいじゃん」って思わせてくれる不思議な魅力があるんだ。
CT250は、スポーティだけど尖り過ぎてないデザインが“マイルドなカッコ良さ”を醸し出してる。カラー展開は、ブルー/パーリーホワイト/マットブラックの3色で、今回わたしが試乗したのはブルー。ブルーと言っても水色に近い色で鮮やかで乗っているわたしの気分をあげてくれたよ。水色って一見派手かな? って思うかもしれないけど意外と町に馴染むから不思議。
車体サイズは全長2200mm、幅810mm、全高1320mm。大きすぎず小さすぎず、人懐っこい佇まい。近づいただけで「わたしにちょうど良い」ってわかる瞬間があったよ。

シート高は790mmで、わたしの身長(158cm)だと両足のつま先がしっかり接地するくらい。ステップフロアが広くて足の動きがスムーズだから、不思議と怖さはなく、体を預けても大丈夫って思える。
194kgの車重は数字で見ると重いけど、またがった瞬間にすっと体に馴染んでくれる。CT250に受け入れてもらえたみたいで、胸の奥がじんわり温かくなった。
シートは厚みがあってふかふか。腰に自然と重みが落ちて、背もたれがそっと支えてくれる。触れた瞬間「あ、長く走っても疲れなさそう」っていう未来を想像させてくれる乗り心地の良さだった。

シート下の収納を開けると、油圧ダンパーでふわりと上がる。夜はボックス内の横に付いているLEDライトが点灯して、荷物を探すのも苦じゃない。暗闇にそっと差し込む光に、心まで安心する。わざわざスマホのライトを出さなくてもいいのは手間要らずでいいよね。
ハンドル中央のエンブレムを押すとパカッと開いてUSBポートが顔を出す。その瞬間「え、そこに隠れてたの?」って小さく笑ってしまった。便利なのに、デザインを壊さない工夫って嬉しいよね。
ハンドル下左にはちょっとした収納ボックスと中央にフックが装備してあり、その下に給油口があるよ。
いざ走り出すと背中を押してくれる安心感
では出発していくよ! エンジンをかけると、低い鼓動が胸に伝わる。
搭載されるエンジンは水冷4ストローク単気筒249cc、最高出力は約20馬力。数字で見るよりもずっと滑らかで穏やかな力を感じた。

アクセルを少しひねると、前に押し出されるというよりも「風に乗って運ばれる」ようにスルスルと動き出してくれる。アクセルのツキやトルクの立ち上がりがマイルドなのがいいね。40km/hからアクセルを大きく開ければ、4秒くらいで80km/hに到達したよ。速いというより、軽やかに“飛び立つ”感覚。
ニーグリップができなくても足と腰でしっかり押し合えば車体は安定してくれるので、左右にハンドルを切ってもサラサラと乗りこなせるのは気持ち良かったな。
停車中のアイドリングも手に伝わる微かな振動がどこか心地よくて。走り出すたびに「大丈夫、任せて」って背中を押してくれるようだった。

ただ、足回りはちょっと硬め。タイヤが段差を拾うと、腰にコツンと響く。でも不快じゃない。むしろ「道の声をそのまま伝えてくれている」感じがして、わたしは嫌いじゃなかったよ。
東南アジアの荒れた道を想定して硬めに作られているからこそ、整備された日本の舗装路では余計に地面との会話がはっきり聞こえるのかもしれない。この点に関しては好みの問題かもね。
タンク容量は10.5L。ホンダ「フォルツァ」やスズキ「バーグマン400」など、日本製で排気量の近いスクーターと比較すると標準~やや小さめかな。燃費はだいたい30km/L。単純計算すると300kmくらい走れるから、東京から静岡の浜松くらいまでは一気に行けちゃうね。
ただ高速を多用すると燃費は落ちるものだから、遠出ツーリングでは給油のタイミングを気にしたほうがいいかもしれない。
高速道路での走りは、余裕たっぷりってわけじゃない。でも追い越しでアクセルをぐっと開ければ、ちゃんと応えてくれる。前後ディスク+ABS付きのブレーキがしっかり受け止めてくれるから、不安より安心のほうが大きい。

キムコの CT250 は、「日常使い」+「ちょっとしたツーリング」+「荷物をそこそこ積む日」もしっかり対応できるバランス型スクーター。デザイン・収納・足つき・コストパフォーマンスが上手くミックスされていて、尖り過ぎず、でも物足りなさを感じないところがいい。
メーカーさんがアピールする “実用性” や “使い勝手” の部分が、実際乗ってみて「なるほど」と思える仕様になっていたよ!
走るたびに「もっと先へ行こう」って気持ちになるのに、同時に「ずっとここにいたい」とも思わせてくれる。CT250は、ただの移動手段じゃない。わたしにとっては、静かに寄り添ってくれる“青い相棒”って感じかな。
スクーター選びに迷っている方は是非、キムコのCT250も検討してみてね! ということで本日はここまで。また8の付く日にお会いしましょ〜♪

Writer: 高梨はづき/hapi
(役者/YouTuber)17歳で普通自動二輪免許取得し、当時の愛車はホンダCB400T。声優を目指して専門学校に入学後、勉学に専念するため同車を手放し一時バイクを離れる。2020年3月にカワサキ・エストレヤを購入し、数年ぶりにバイクの世界にリターン。声優活動を経て、現在は舞台役者・バイカーモデルとして活動中。同時に"hapi"名義でYouTubeチャンネルを開設、自身のバイクライフをマイペースに投稿してます!チャンネル登録お願いします!!

























