製作から10数年経っても色褪せない凛々しさを放つ「行灯カブ」カスタム JAPANESE CHOPPER CUB
スーパーカブのカスタム専門店として九州のカブカスタムシーンを牽引してきた熊本の「garage works」。同店の原点とも言える代表作チョッパーを紹介します。
スポンジが無い? シートが無い? タンクがシート替わりの漢前仕様
スーパーカブのカスタム専門店として九州のカブカスタムシーンを牽引してきた熊本の「garage works」。今回は、同店の原点とも言える代表作チョッパーを紹介します。

ベースとなったのはスーパーカブ好きの中でもコアなファンの多い通称「行灯カブ」ことC70(50/90)。
同モデルは、その名の通り行灯のようなライトがフロントフォークカバーに付いており、別体タンクやバッタ足と呼ばれるスイングアームなど、スーパーカブの歴史の中でも特徴的なポイントの多い1台なのですが、garage worksのカスタム車両では、その特徴を削いだり足したりとチョッパーらしい要素を付け加えています。
車両進行方向へ突き出すようにセットしたドッグボーンライザーに、ワンオフのナローオフセットハンドルを備えるなど、チョッパー的なパーツ選択ですが、そのシルエットは日本らしいヤンチャな印象を醸し出す仕様に。
フロントフォーク、フレーム、タンク、スイングアームすべてにメタルフレークペイントを散りばめ、四輪のローライダーカスタムのようなグラフィックをあしらうことで、チョッパーでありながらも、それまでのカスタム車両とは一線を画す印象に仕上げられています。
写真を見れば見るほど、細かいところにまで手が入っていることはお分かり頂けるかと思いますが、中でも一番驚かされるカスタムポイントは、「シートが無い」ことでしょう。
この車両では、別体タンク上部をサドルシートのようなアール形状に仕上げ、スポンジや革すらもなく同店の名がピンストライプで描かれているだけの「漢」っぷり。
しかもバッタ足のスイングアームにセットするのはリアショックでなくアルミのリジッドプレート。シートが無いだけでなくリアショックもない超ハードコアスタイルとされています。
その尖った仕様と、それまでにない仕上げのカブチョッパーゆえに製作当時、2012年のカスタムショーでアワードを受賞したのは当然の結果。
製作から13年経った今見てもクールで、旧さを一切感じさせない仕上がりは、流石カブカスタムの専門店であり、ショップオーナー兼ビルダーの阿部氏のセンスと実力からなるものといえるでしょう。













