「チャンピオンシップが大きく動く可能性」13ポイント差の2番手で挑むEWC最終戦 レーシングライダー石塚健のレースレポート

2025年シーズンの『FIM世界耐久ロードレース選手権』最終戦、ボルドール24時間耐久ロードレースに参戦した、レーシングライダー石塚健選手のレポートです。

総合15番手、自己ベスト更新で挑むEWC最終戦

 皆さんこんにちは! レーシングライダーの石塚健です。

 今回は2025年9月20日、21日に行われた『FIM世界耐久ロードレース選手権』(EWC)の第4戦、最終戦となるボルドール24時間耐久ロードレースに参戦してきましたので、その模様をレポートしたいと思います。

 まずはレースウイーク初日から予選まで、そして決勝レースについて、2回に分けてお伝えします。

ボルドール24時間耐久ロードレースに参戦した石塚健選手。ピットウォークの様子
ボルドール24時間耐久ロードレースに参戦した石塚健選手。ピットウォークの様子

 ということで、舞台はフランス南部に位置するポール・リカール・サーキット。EWCの最終戦として毎年行われるのがボルドール24時間耐久レースで、チャンピオンシップ争いが決定するとても重要なレースです。

 名称の通り24時間の耐久レースなので、8時間のレースである「スパ」や「鈴鹿」よりも獲得できるポイントは多く、チャンピオンシップが大きく動く可能性があります。

 8時間と24時間の獲得ポイントの違いは、レースの結果によるポイントに違いは無いものの、24時間レース中の8時間と、16時間経過時の順位によって、それぞれ最大で10ポイントを獲得できる可能性があるのです。

 最終的な結果はもちろん、レース中のポジション争いも非常に大切になってくるのが24時間レースであり、レースの組み立て方や作戦ももちろん考えて進めていく必要があります。

 そんな最終戦に、自分達のチーム「Kaedear-Dafy-RAC41-Honda」は13ポイント差のランキング2番手に付けて乗り込みました。

 月曜日にサーキット入り。チームはバイクや機材の搬入作業を、僕らライダーも装備品の準備やトラックウォークを行い、走行の準備を進めました。

 火曜日はフリープラクティスデイです。午前と午後で2時間ずつの走行枠が2本設けられました。

 1本目の走行はレースで使用するエンジンの慣らしからスタート。スローペースで2台のエンジンをじっくり慣らしていきます。予定では午前中に終わり、午後から通常のテストメニューを行う予定でしたが、他車の転倒による赤旗中断が多くて慣らしを終えられず、結局午後の走行も慣らしの時間となりました。

 その後のテストは順調で、自分は6周ほどしか全開走行ができませんでしたが、感触もタイムも悪くなく、無事に初日を終える事ができました。

 水曜日は走行ナシ。車検や装備チェック、ブリーフィングを行い、翌日からの公式セッションに向けた準備日となりました。

 木曜日、走行は午後のフリープラクティス、そして夕方から予選1回目が行われました。自分は「ライダーイエロー」登録。各ライダー20分の予選を2回走り、チームのベストタイムとセカンドベストの平均でグリッドが決定します。

サーキットポール・リカールを走行する石塚健選手
サーキットポール・リカールを走行する石塚健選手

 出走台数も多く、なかなかクリアラップが取れずに位置取りに苦戦しましたが、タイムはちょっとず自己ベストとなる1’55.499を記録し、ライダーイエローでクラス6番手となりました。

 金曜日は予選2回目。クリアラップは取れたものの、ミスが多くて思ったように1周をまとめる事ができませんでしたが、前日の自己ベストをさらに更新して1’55.057でクラス6番手。

 結果は総合15番手、クラス5番手からのスタートとなりました。

 迎えた決勝日。土曜日の14時にスタート進行が始まり、レースに向けた作戦など監督とライダー、メカニックと最終チェックに入ります。

 そして15時、いよいよ決勝レースがスタート!

 ……ということで今回はここまで。ボルドール24時間、決勝レースの模様はまたの機会にお伝えします! それでは!

【画像】決勝レース前の準備って? EWC最終戦「ボルドール24時間耐久ロードレース」に参戦した石塚健選手を画像で見る(10枚)

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Writer: 石塚健

(レーシングライダー)埼玉県出身の30歳。3歳からポケットバイクに乗り始め、ロードレースというオートバイ競技に参戦。現在は世界各国で活躍できるライダーを目指して日々、活動中。
2019年から、ヨーロッパでおこなわれる「FIM CEV REPSOL Moto2ヨーロピアンチャンピオンシップ」への挑戦を開始。2025年は「FIM 世界耐久選手権」に、フランスのDafy-RAC41-Hondaより参戦し世界タイトルを目指します。自身のチームも立ち上げ「鈴鹿8耐」にも参戦! スポンサー募集中です! 応援よろしくお願いします。

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