止まらない美味しさ! 「伍魚福」の珍味・酒の肴を道端で購入 バイクで巡る「変わりダネ自販機」
近年の自販機では、ドリンクだけでなく冷凍食品や地元グルメなど、いわゆる「変わりダネ」も目にするようになってきました。今回は、珍味・酒の肴専門メーカー「伍魚福(ごぎょふく)」の自販機に出会いました。
ウマさに感動!! これが自販機クォリティだなんて!!
近年の自動販売機では、ドリンクだけでなく冷凍食品や地元グルメなど、いわゆる「変わりダネ」も目にするようになってきました。とくにツーリングの旅先では、これまで見過ごしてしまうことが多かったのですが、いろいろな商品を扱う自販機があることに気づきます。
今回見つけたのは、珍味・酒の肴を専門に扱う食品メーカー「伍魚福(ごぎょふく)」の自販機です。
神戸に本社を構える「伍魚福(ごぎょふく)」は、約400種類もの珍味を扱っており、その社名は昭和27年(1952年)に創業者のひとりが易者に占ってもらったことに由来するのだとか。
易者が「五種類の魚を飴で炊いて酒の肴にして売れば繁盛する」という意味で半紙に「五魚福」と書き上げ、それが後に「人を大切にしたい」という思いから「五」ににんべんをつけて「伍魚福」になったそうです。
「お酒のお供」としての珍味づくりへ踏み出したのが現在の礎となっているようですが、公式ホームページによると、「登録商標であるいかなごの『くぎ煮』、『有馬煮』、『牛肉の佃煮』などが、神戸の特産品として脚光を浴び、国鉄(現JR)の新神戸駅、大阪国際空港(伊丹)、など各有名店で販売されるようになりました。(中略)全国に広がる協力工場ネットワークを生かして開発したチルド珍味シリーズは、よりおいしいもの、酒に合う肴を求める消費者のニーズに合致し、現在では全国で約4,000以上のスーパーマーケット・有力酒販店で伍魚福の『酒の肴・パーティフーズ』コーナーとして定着しています。」とのこと。

「伍魚福」の自販機の横にはその歴史を語る丁寧な解説板もあり、それを知ったうえで味わうと、購入したセットもまた一段と特別な味わいを感じることができます。
購入したのは「さきいか天」、「カマンベールピスタチオ」、「極薄スモークチーズサンド」 の3点セット(1300円)です。どれも「珍味のプロが本気で作った」ことが伝わる完成度で、想像以上の美味しさに驚きました。
まず圧倒されたのが「さきいか天」です。噛んだ瞬間、イカの旨みと出汁の豊かな香りがぶわっと広がり、それでいて衣はカリッと香ばしいのです。食感も風味もクセになりすぎて、気がついたら袋が空になっていました。
袋には「そばやうどんに入れても合う」と書かれていたのでやってみましたが、確かに旨味が増しました。カリッとした食感は別の何かに変換されているかのようでした。ビールはもちろん日本酒にも合いそうですが、もはやお酒も不要なほど美味しかったです(笑)。正直、もっと買って帰らなかったことを後悔しています。

ひとつ食べて美味いものは、おそらくどれを食べても美味しいものだとなんとなく予想できます。「カマンベールピスタチオ」もまた、期待を裏切らず絶品でした。おやつにも酒の肴にも合う味わいで、見た目はピスタチオなのに、食べるとカリッとした軽い食感のあとにカマンベールのコクとほのかな甘みが追いかけてきます。甘すぎず、しょっぱすぎず、絶妙なバランス。ワインに合うそうですが、ビールとの相性も抜群でした。
そして「極薄スモークチーズサンド」は、名前の通りとにかく「極薄」です。薄いがゆえに軽いのかと思いきや、ひと口で濃厚なスモークの香りが広がり、チーズのコクが後を引く、まさに「食べ出したら止まらない」を体現した逸品でした。ビールにも合うしウイスキーにも絶対合うはず。晩酌のレベルが一段上がる、そんなおつまみです。
地方らしい独特の「変わり種自販機」との出会いはいつでも新鮮な喜びや発見があります。ツーリングの途中でふと目に入った自販機から、まさかここまでハイクオリティな味わいに出会えるとは思いませんでした。これぞ地方旅の醍醐味でしょう。
以前、長野県の自販機で購入した「おやき」もそうでしたが、あとで「もっと買っておけば良かった」と思うことも多々あります。
「伍魚福」は全国展開しているので、今後デパ地下などでも遭遇することがあるかもしれませんが、このクオリティなら見つけるたびに買ってしまうかもしれません。あるいは通販で購入してしまいそう……。
歴史ある珍味メーカーが作る本気のおつまみ。どれも完成度が高く、ツーリングの満足感を何倍にもしてくれました。














