遊び心全開!? デュアルヘッドライト装備のホンダ「モンキーBAJA」 50cc原付でオフロードレーサーをオマージュ
1991年にホンダの50cc原付レジャーモデル「モンキー」に仲間入りした「モンキーBAJA(バハ)」は、メキシコの荒野を走るレース「BAJA1000」のマシンをオマージュした遊び心満載のオフロードスタイルでした。
本格オフロードバイク「XLR BAJA」のスタイルを再現した「お遊び」レプリカ
レジャーバイクの代表格として大人気のホンダ「モンキー」ですが、長い歴史の中では一風変わった仲間もラインナップされました。
1991年に追加された遊び心あふれるオフロードスタイルに変身した「モンキーBAJA(バハ)」の特徴は、なんと言ってもガードパイプに守られたデュアルヘッドライトです。
「モンキー」のティアドロップ形状の燃料タンクと、そこへ被さるロングシートはまさにオフロード車のスタイルです。ヘッドライト上部とサイドカバーはゼッケンプレート兼用となっており、躍動感あふれるグラフィックが施されています。
ほかにも、ナックルガードやフロントフォークプロテクター、リアフェンダーなどの装備も加わり、ハンドルは折り畳み式からゆったりとした幅広のハンドルバーに変更されています。

全体的には1990年に発売された本格オフロードスポーツモデルの「XLR BAJA」にそっくりなスタイルとなっています。
ちなみに、「BAJA(バハ)」とはメキシコのバハカリフォルニア半島のことです。その荒野を一気に1000マイル(1600km)走り切る「BAJA1000」という有名なオフロードレースがあり、明かりのない山中を徹夜で走るので大きなヘッドライトを複数装備しています。「モンキーバハ」の元ネタは「BAJA1000」を走るレース車両です。
「モンキーバハ」発売の翌年には、ヘッドライトなどの保安部品を外したオフロード専用車「Z50R」が北米や国内で発売されました。
「モンキーバハ」はカラーチェンジしつつ1993年型まで生産されました。初期型(1991年)の当時の販売価格は15万9000円です。

■ホンダ「MONKEY BAJA」(1991年型)主要諸元
エンジン種類:空冷4ストローク単気筒SOHC2バルブ
総排気量:49cc
最高出力:3.1PS/7500rpm
最大トルク:0.32kg-m/6000rpm
全長×全幅×全高:1330×735×875mm
シート高:575mm
始動方式:キック式
燃料タンク容量:4L
車両重量:59kg
フレーム形式:バックボーン
タイヤサイズ(前後):3.50-8 35J
【取材協力】
ホンダコレクションホール(栃木県/モビリティリゾートもてぎ内)
Writer: 柴田直行
カメラマン。80年代のブームに乗じてバイク雑誌業界へ。前半の20年はモトクロス専門誌「ダートクール」を立ち上げアメリカでレースを撮影。後半の20年は多数のバイクメディアでインプレからツーリング、カスタムまでバイクライフ全般を撮影。休日は愛車のホンダ「GB350」でのんびりライディングを楽しむ。日本レース写真家協会会員








