アクセル操作がエンジンレスポンスに直結する!! 鋭い吹け上がりを生みだす「強制開閉式キャブレター」とは?

バイクには様々な専門用語が存在しますが、この企画ではそうした「バイク用語」について解説していきます。今回は「強制開閉式キャブレター」についてです。

ライダーの操作をそのまま反映する気化器

 バイクには様々な専門用語が存在しますが、この企画ではそうした「バイク用語」について解説していきます。今回は「強制開閉式キャブレター」についてです。

 強制開閉式キャブレターとは、ライダーのスロットル操作によって、アクセルワイヤーがキャブレター内部のピストン(スライドバルブ)を直接動かし、エンジンに送り込む空気量を調整する方式のキャブレターです。

 スロットル操作と吸気量がダイレクトに連動する点が、大きな特徴といえます。

ケーヒン製「FCR」
ケーヒン製「FCR」

 この方式では、スロットルを開けた分だけ即座にバルブが開くため、エンジンレスポンスに優れるという利点があります。アクセル操作に対する反応が非常に鋭く、ライダーの意思がそのまま出力特性に表れやすいことから、スポーツ走行や競技用バイクで多く採用されてきました。

 一方で、吸気量の制御をエンジン側の負圧に任せる構造ではないため、低回転域や急なアクセル操作では扱いがシビアになることもあります。スロットルを不用意に開けると、燃調が追いつかず、ギクシャクした挙動を感じる場合もあります。

 代表的な例としては、レーシングキャブやケーヒン「FCR」キャブレターなどが挙げられ、セッティング次第で高い性能を引き出せる反面、調整やライディングにはある程度の知識と慣れが求められます。

 扱いやすさよりもレスポンスを重視したいライダー向けのキャブレター方式といえるでしょう。

【画像】かつてはこんなコンセプト製品も!! ケーヒン「FCR」とコンセプトモデル「E-FCR」の違いを画像で見る

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