“伝統と革新”のクロスオーバー 「ハーレーダビッドソン」が2026年に提示する「選ばれ続ける理由」とは

2026年2月20日に東京都、世田谷区の二子玉川にある商業施設『ライズ』にて、ハーレーダビッドソンが今年のニューモデルのジャパン・プレミアが行われました。同会では、ハーレージャパン代表の玉木一史社長が2026年度の戦略について語っています。

「新しさ」よりも「なぜ選ばれるか」を問う姿勢

 2026年2月20日に東京都、世田谷区の二子玉川にある商業施設『ライズ』にて、ハーレーダビッドソンが今年のニューモデルのジャパン・プレミアを開催。それと同時に2月21(土)~23日(月・祝)まで期間限定ストア『HARLEY-DAVIDSON2026』をオープンすることになりました。最新モデル12台が日本最速で一堂に会するこのイベントは、単なる新型車の展示会という枠を超え、ブランドの新たな門出を象徴するものでしょう。

 通常、ニューモデルの発表会といえば、エンジンの排気量アップや新機構の採用、スペックの向上などが声高にアピールされるものです。

 しかし、2026年2月20日の発表会に登壇したハーレーダビッドソンジャパン(以下、ハーレー)代表の玉木一史社長は、集まったメディアに対し、非常に本質的な問いを投げかけました。

「ハーレーダビッドソンが新しくなったかどうかではなくて、なぜこれからも選ばれ続けるのかという視点で見ていただきたい」と。

ハーレーダビッドソン「CVO ストリートグライド ST」2026年モデル
ハーレーダビッドソン「CVO ストリートグライド ST」2026年モデル

 1903年にウィリアム・ハーレーとダビッドソン兄弟によって創業されたこのメーカーは、言わずと知れた「伝統」とヘリテイジを感じさせる唯一無二のブランドです。しかし玉木社長は、その「重厚さ」を誇る一方で、それが「いつかはハーレー」という美しくも遠い憧れとして語られることである意味、『足かせ』となり、人生の選択肢として先送りされてきた現状を冷静に見つめ直します。

 2026年の戦略は、その「憧れ」を、今まさに手に取るべき「現実の選択」へと引き寄せることに主眼が置かれているとのことです。

 そのビジョンを象徴するように壇上に飾られたのが、非常に対照的な役割を持つ2台のモデルでした。

 まず、ブランドのフラッグシップとして圧倒的な存在感を放っていたのが、「CVO ストリートグライド ST」(Custom Vehicle Operations=ハーレーダビッドソンが手掛ける最高峰のファクトリーカスタムモデル)です。

 2026年からは、これまでのMotoAmericaによる米国でのレース「キング・オブ・バガーズ」(ハーレーやインディアンの大型ツーリングモデルによるレース)に加え、MotoGPのプログラムとして欧州でスタートするバガー(ハーレーのツーリングモデル)による世界レース選手権「ハーレーダビッドソン・バガー・ワールドカップ」が開催されます。その過酷なレースシーンからのフィードバックを惜しみなく投入したこのモデルは、まさにプレミアムバガーレーサーの極致といえる仕上がりと言えるでしょう。

 搭載される「ミルウォーキーエイト 121 ハイアウトプットエンジン」は、ハーレー史上最高峰のパフォーマンスを誇り、随所に刻まれた「CVO」のロゴは、ハーレーが到達したスペシャルなカスタムモデルとしてのデザインと、テクノロジーの頂点であることを物語ります。

 一方で、もう一台の主役である「ナイトスター」は、ハーレーの「攻め」の姿勢を最も鮮明に打ち出す存在かもしれません。

 カラーリングは往年の名車「XR750」を彷彿とさせるブラッドオレンジの新グラフィックを採用し、ブラックアウトされたパワートレインが精悍な印象を与えます。クラシックなスポーツスターのシルエットを継承しつつ、3つのライドモードや最新の安全性能を備えたこのモデルは数あるハーレーの中でも比較的、リーズナブルな価格設定(消費税込148万8800円)なのですが、日本市場において150万円を下回る戦略的な価格を実現したことについて玉木社長は強い決意を込めてこう語ります。

「これは単に手に届きやすくするためではありません。これまで憧れとして語られてきたハーレーを、人生の中で現実の選択肢として想像できる存在へと近づけるための重要な一歩だと考えています」と。

 この価格は、新しいライダーを迎え入れ、ハーレーのある人生をより多くの人に提供したいというブランドの覚悟の現れといえるでしょう。

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