夏のアウトドアに“虫”はつきもの 強力タイプから白檀の香りまで!? キャンプツーリングで“虫よけアイテム”使い分け
夏のキャンプツーリングで悩まされるのが、蚊やアブ、羽虫、地面から忍び寄るムカデなどです。肌へ塗る虫除けスプレーだけでなく、線香、泡タイプ、ビーズ、電撃殺虫灯なども組み合わせて対策できるアイテムを試してみました。
性質の異なるアイテムを合わせ技で対策
夏のキャンプに虫はつきものです。肌の露出部分には虫よけスプレーを塗布するとしても、もちろんそれだけで防げるわけではありません。テント周辺を飛び回る羽虫や地面を這う虫には、別の方法も組み合わせたいところです。
これまでも強力な防虫香や虫よけパラフィンオイル、電撃殺虫灯、地面へ噴射する泡タイプなどを試してきました。結論としては、どれかひとつではなく、性質の異なるアイテムを併用すると安心感を得やすいです。
虫のなかでも気をつけたいのがムカデです。咬まれると直後から激しい痛みが生じ、患部が赤くなったり腫れたりすることがあるようです。咬まれた部分は石けんと水で十分に洗い、痛みがある場合は冷やし、我慢できないほどの痛みや気分不良、嘔吐、頭痛などが現れた場合は、医療機関を受診する必要があります。
そこで、テントを設営したらまず使用したいのが、アース製薬とコールマンがコラボした「虫よけ泡マーカー」です。
テントから少し離れた地面を帯状に泡で囲み、ムカデ、ケムシ、クモ、アリ、カマドウマ、ユスリカ、アブなどを寄せ付けにくくします。泡が消えた後も効果は約4時間持続するそうです。
人体用ではなので肌に触れないよう注意が必要です。また可燃性のエアゾール製品なので、火気から離れた場所で使用します。

続いて準備するのは、児玉兄弟商会の「富士錦 パワー森林香 赤函」です。一般的な線香より厚みを増して煙を多く出す屋外用の防虫香で、ユスリカ、チョウバエ、アブなどを対象としています。
燃焼時間は約5時間半~6時間です。煙の量と独特の強い香りはいかにも効きそうな迫力があります。この強い香りを苦手に感じる人もいるかもしれませんので、周囲への配慮も大切です。
そこで試してみたのが、アース製薬の「アース長持香」です。ジャンボサイズの渦巻線香で、蚊成虫の駆除、忌避に対応し、1巻で約12時間効果が続くそうです。
落ち着いた白檀(びゃくだん)の香りで、苦手に感じる人は少ないでしょう。
いずれも対象となる虫が異なるので、単純に効き目の強弱を比較することはできません。アブやユスリカを意識するならパワー森林香、蚊を対象にしながら香りも楽しみたいなら長持香と、環境や好みで使い分けるのが良さそうです。
火を使わない置き型で、ウエ・ルコの「虫よけビーズII レモンの香り」も試してみました。
ただし正式な用途は玄関の屋内側や室内で、対象害虫はユスリカとチョウバエです。屋外の開放されたキャンプサイトで効果を保証する製品ではなく、直射日光や高温になる場所も避ける必要があります。テントの前室に置きましたが、キャンプで積極的に導入するというよりは、香りの印象を確かめる程度にとどめました。

オイルランタンには、KAVILAの「ランタン用虫除けパラフィンオイル」を投入しました。
除虫菊を使った虫よけタイプで、一般的なパラフィンオイルと同様、オイルランタンの燃料として使えます。
炎を大きくするとホヤがススで汚れてしまうので、煙が出ない程度に芯を調整します。実際にどの程度の虫よけ効果が発揮されているのかは正直なところ分かりません。それでも通常の燃料と同じように灯せるなら、補助的な対策として使いたくなります。
青紫色に光る「電撃殺虫灯」も用意しました。UVライトで飛来する虫を誘い、内部の電撃部で駆除する機器です。
一般的な製品にはランタン機能や吊り下げ用フックを備えたものもあります。これをテーブルやテントの付近に置くと、かえって虫を呼び寄せかねません。設営場所からやや離れた位置に置き、人が過ごす場所から虫の注意をそらす、いわば誘導灯の役割を期待した使い方です。
そして夜は焚き火を開始。煙を嫌って虫が遠ざかるように感じる場面はありますが、その効果を実証するものではありません。煙を増やすために不完全燃焼させるのではなく、キャンプ場のルールを守り、安全に火を楽しむことが大前提です。
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夏のキャンプツーリングの虫除け対策として、地面には泡マーカー、周囲には線香、少し離れた場所には電撃殺虫灯、さらにビーズやランタン用オイルを補助的に使うなど、多層的に試してみました。
クルマと違って持って行ける荷物の量が限られるバイクでは、訪れる場所に合わせて必要なアイテムを厳選する必要があります。
アイテムを適切に組み合わせれば、不快感や害虫との遭遇リスクを減らすことはできそうです。白檀やレモンといった心地よい香りも加わり、虫対策そのものを少し楽しめるようになりました。












