船外機✕バイクでクールな一台が誕生!? スズキ「GSX-1000Rステルス」イタリアで発表
スズキは、同社のフラッグシップスーパースポーツバイク「GSX-R1000R」に大幅な改良を施し、2026年7月17日より日本国内での販売を開始します。
スズキの船外機シリーズからインスピレーションを得た特別仕様
スズキ・イタリアは、2026年9月11日にGSX-R1000Rをベースとした特別仕様車「GSX-R1000R STELTH(GSX-1000Rステルス)」を発表しました。
同モデルは世界限定10台のみが生産され、販売はオンライン限定となっています。
GSX-R1000Rステルスは、スズキの船外機「ステルスライン」シリーズからインスピレーションを得て開発されました。
外装には光沢(グロス)と艶消し(マット)のディテールを組み合わせたブラック塗装を採用し、アグレッシブでありながらエレガントな印象を与えます。
専用装備として、GSX-Rロゴ入りのアクラポビッチ製チタンマフラーが装着されており、シングルシートカウル、カーボン製ウィングレット、シリアルナンバー入りステッカープレート、スモークスクリーンも標準で組み込まれています。チタン製マフラーはスタイルのアクセントとなるとともに、このモデル独自のパフォーマンスをさらに際立たせる役割を果たしています。
ベースとなったGSX-R1000Rは、2017年に登場した6代目「GSX-R1000」の日本仕様として、初めてラインアップに加わったモデルです。
最新モデルでは、エンジン内部の部品を根本的に見直すことで、高回転域におけるパワフルなフィーリングと優れた耐久性の両立を実現しています。また、欧州仕様と同等の排出ガス規制および騒音規制への対応も果たしています。

パワートレインには、排気量999ccの水冷4サイクル直列4気筒DOHC4バルブエンジンが搭載されており、最新規制への適合を目的として吸排気系部品が一新されています。加えて、ピストンとクランクシャフトの強化、および新型カムチェーンの採用により、耐久性の向上と振動の低減が図られています。
スズキ独自の可変バルブタイミングシステム「SR-VVT(Suzuki Racing Variable Valve Timing)」も搭載されており、低・中速域のトルクを損なうことなく高回転域でのピークパワーを高めます。
また、エンジンの高回転化を支える「スズキレーシングフィンガーフォロワーバルブトレイン」や、燃焼効率を高めるデュアルインジェクションシステム「スズキトップフィードインジェクター(S-TFI)」といった技術も引き続き採用されています。
市街地からサーキットまで、多様な走行シーンで最適なパフォーマンスを発揮することを目的として開発されたエンジンユニットは、GSX-R1000Rステルスにおいてもそのまま受け継がれています。
電子制御システムには、最新の「スズキインテリジェントライドシステム(S.I.R.S.)」が搭載されました。
ボッシュ製の6軸IMU(慣性計測ユニット)がリアルタイムで車両の動きと姿勢を検知し、各種システムを緻密に統合制御します。
ライダーは、出力特性を3段階から選択できる「スズキドライブモードセレクター(SDMS)」や、トラクション制御、前輪の浮き上がり抑制、旋回中の出力調整を一括で管理する「スマートT.L.R.コントロール」によるサポートを受けることが可能です。
さらに、クローズドコースでの発進をアシストする「ローンチコントロール」や、コーナリング中のブレーキ操作を支援する「モーショントラックブレーキシステム」、下り坂で安定した制動を補助する「スロープディペンデントコントロールシステム」なども装備しており、幅広い状況でライダーに安心感を提供します。
車体には、軽量かつコンパクトで高い剛性を備えたアルミ製ツインスパーフレームが採用されています。
サスペンションにはAstemo(SHOWA)製のBFFフロントフォークとBFRC liteリアクッションを装備し、フロントブレーキにはブレンボ製のモノブロックラジアルマウントキャリパーが組み合わされ、走行・旋回・制動という基本性能を高い次元でまとめています。
その他の装備として、低温環境でも優れた始動性を発揮するELIIY Power製リチウムイオンバッテリーや、縦型2灯式LEDヘッドランプ、豊富な情報を表示する液晶インストルメントパネルなどが採用されています。
GSX-1000Rステルスの現地価格は2万1690ユーロ(日本円で約391万円)となっています。










































