「カッコいいのに、どこかかわいい」ヒラヒラと軽快で重さを感じさせない安心感のある走りが楽しいスズキ「GSX-8TT」の魅力に迫る!! ~高梨はづきのきおくきろく。~
毎月「8」がつく日は『高梨はづきのきおくきろく。』です。今回は、スズキのネオレトロなスタイリングと軽快な走りが楽しめる大型ネイキッドモデル「GSX-8TT」の魅力についてお届けします。
見た目に惹かれて乗ってみたら走りまで楽しい!
皆さんこんにちは、バイク女子の高梨はづきです!
本日の「高梨はづきのきおくきろく。」は、スズキの「GSX-8TT」に試乗してきたので、その魅力を私なりにお届けしていくよ!
初めて「GSX-8TT」を見たとき、真っ先に思ったのが「このバイク、かわいい!」だった。
レトロっぽさがあるのに古臭くなくて、どこか無骨なのに愛嬌もある。個人的には「ジムニー」みたいなデザインが好きな人なら、「GSX-8TT」も刺さるんじゃないかなって思う。
「GSX-8TT」のデザインコンセプトは「Timeless, Revival」で、1970~80年代のクラシックなロードレーサーから着想を得ながら、単純に昔のバイクを再現するのではなく、現代的なスタイリングへと昇華させているんだ。

その雰囲気を強く感じるのがフロントまわり。ヘッドライトは完全な丸形ではなく、当時のフラットボトム形状から着想を得た丸型LEDヘッドランプ。その周囲をコンパクトなヘッドライトカウルが囲んでいる。
このカウルは見た目だけじゃなく、高速走行時の風圧を軽減するよう設計されているというから、ちゃんと機能も伴っているのがいいよね。
そして、個人的に気に入ったのがバーエンドミラー。ひと昔前はマイナスな声もあったけど、私は結構好きなんだよね。「GSX-8TT」はとくに、このミラーまで含めた全体のシルエットがかわいい。
車体全体との調和を追求した専用デザインで、ミラーをバーエンドに配置することで前方の視界が開けるというメリットもある。
さらに目を引いたのが、車体サイドにある「8」の立体エンブレム。これはただ車名の「8」を付けているわけではなく、ビリヤードで最後に落として勝負を決める「エイトボール」がモチーフなんだって。
よく見ると「8」の下に小さく「GSX」の文字もあって、ちょっとした部分なんだけど、おしゃれな感じをグッと引き上げているように感じたよ。

「GSX-8TT」に搭載される排気量775ccの水冷4サイクル並列2気筒DOHC4バルブエンジンは、最高出力80PS/8500rpm、最大トルク76N・m/6,800rpmで、6速ミッションを組み合わせる。燃料タンク容量は16L、車両重量は203kg、シート高は810mmだ。
実際に身長158cmの私が跨ってみると、これが思っていた以上にフレンドリーだった。両足のつま先を着くことができて、停車した状態でも安定感がある。そこから車体を起こしてみても、203kgという数字から想像していたような「重い」という感覚はなく、不安なくスッと起こすことができた。
私と同じくらいの身長の女性でも、これならかなり安心感があると思う。大型免許を取ったばかりで、「教習車以外の大型バイクに初めて乗ります!」という人でも、必要以上に焦らず付き合っていけそう。それくらい第一印象から優しかったんだよね。
シートもかなり好印象。高密度ウレタン素材に専用ステッチ入りの表皮が採用されていて、実際に座るとお尻をどっぷり預けられるような安心感がある。
長く座っていてもお尻が疲れにくそうだし、自然に手を伸ばせるハンドル位置も相まって、上半身に余計な力が入りにくい。「大型バイクに乗るぞ!」と身構えなくても、自然体で乗れるポジションなのがいい。
そして実際に走り出してみると……軽い! もちろん203kgある車体そのものが軽いという意味じゃなくて、スタートした瞬間から動きが軽やかで、ここでもびっくり。
発進からスッと前に出てくれるし、左右へ切り返してみるとヒラヒラッと気持ちよく向きを変えてくれる。これが楽しい!
だからといって、軽快すぎてハンドルがフラフラしたり、車体が落ち着かなかったりすることもない。軽やかなのに、ちゃんと安定している。
街中ならこの扱いやすさがすごく便利だろうし、カーブが続く峠道に持っていったら、このヒラヒラ感をもっと楽しめそう。
「街乗りしやすい大型バイク」で終わらず、遊びに行きたくなるバイクなんだよね。

3種類の出力特性を選べるスズキドライブモードセレクター「SDMS」を含む、スズキインテリジェントライドシステム「S.I.R.S.」も搭載されている。
「A/B/C」の走行モードが用意されていて、アクセル操作に対する反応がそれぞれ異なっている。実際に乗り比べてみると、私は「A」モードが一番軽やかに感じた。同じバイクなのに、走ったときの印象が違って感じるのが面白いよね。
公式には「A」が最もシャープなスロットルレスポンスの「アクティブ」で、「B」は市街地やツーリングにも向いた「ベーシック」、そして「C」がより穏やかな「コンフォート」という設定。
ちなみに、後輪の空転を抑えてくれるスズキトラクションコントロールシステム(STCS)も搭載されていて、3段階+OFFから選択できる。
電子制御って聞くと難しそうに感じるけれど、「設定を使いこなさなきゃ!」と気負わなくても大丈夫。自分が気持ちよく走れるモードを選んで、その違いを楽しむくらいの気持ちで十分だと思う。
走っていてもうひとつ驚いたのが、振動の少なさ。手やお尻に伝わってくる不快な振動はほとんど感じなかった。
じつはこれ、エンジンに「スズキクロスバランサー」という機構が採用されていて、2つのバランサーによって振動を抑える設計になっている。スズキ公式サイトを見て、「ああ、だからか!」と納得。実際に乗って体感してから仕組みを知ると面白いよね。

マフラーから聞こえてくる音も、低音が効いているのに意外と静か。ドコドコと音で強烈に主張してくるというより、落ち着いた低音を感じながら走れる印象で、「GSX-8TT」のキャラクターにもよく合っている。
サイレンサーも短くコンパクトにまとめられていて、横から見ても主張しすぎない。車体全体でひとつのシルエットを作っているところも、とても好き。
そして今回、個人的にかなりポイントが高かったのがエンジンまわりの熱。大型バイクって、夏に乗るとエンジンから上がってくる熱で足元がとにかく暑い車種もあるんだよね。
信号待ちで「熱っ!」となったり、そのバイクに乗るためにウェア側で熱対策をしたくなることもある。
でも「GSX-8TT」に乗ったときはエンジン周りが暑すぎると感じることがなかった。
もちろん気温や走行状況によって感じ方は変わると思うけれど、少なくとも暑い時期の試乗でも足元の熱がつらいと感じなかった点は、かなり嬉しい。
街乗りはもちろん、この軽快さなら峠道にも連れて行きたい。そして何より、私はこの見た目が好き!
レトロなんだけど古くない。カッコいいのに、どこかかわいい。見た目に惹かれて乗ってみたら、走りまで楽しかった。「GSX-8TT」はかなり好きなバイクだったよ!
ちなみに、気になる価格(消費税10%込み)は138万6000円、カラーバリエーションは今回試乗したパールマットシャドーグリーンのほか、グラススパークルブラックも用意されている。
ということで本日はここまで。また「8」の付く日にお会いしましょ~♪

Writer: 高梨はづき/hapi
(役者/YouTuber)17歳で普通自動二輪免許取得し、当時の愛車はホンダCB400T。声優を目指して専門学校に入学後、勉学に専念するため同車を手放し一時バイクを離れる。2020年3月にカワサキ・エストレヤを購入し、数年ぶりにバイクの世界にリターン。声優活動を経て、現在は舞台役者・バイカーモデルとして活動中。同時に"hapi"名義でYouTubeチャンネルを開設、自身のバイクライフをマイペースに投稿してます!チャンネル登録お願いします!!

































