世界的に知られる厳格なヘルメット基準! 独自の厳しい試験を課す「SNELL規格」とは?
バイクには様々な専門用語が存在しますが、この企画ではそうした「バイク用語」について解説していきます。今回は「SNELL規格」についてです。
米国非営利団体が定めるヘルメットの安全規格
バイクには様々な専門用語が存在しますが、この企画ではそうした「バイク用語」について解説していきます。今回は「SNELL規格」についてです。
SNELL(スネル)規格とは、アメリカの非営利団体「スネル記念財団(Snell Memorial Foundation)」が定めるヘルメットの安全規格です。レースドライバーであるウィリアム・“ピート”・スネルが1956年にモータースポーツ事故で亡くなったことをきっかけに財団が設立され、衝撃吸収性能などについて厳しい試験を行っていることで知られています。
用途ごとに異なる規格が設けられており、オートバイ用には「M」の記号が使われます。規格はおおむね5年ごとに改定され、M2015、M2020などを経て、現在は「M2025D」と「M2025R」が設定されています。

M2025Dは従来のSNELL規格の流れを受け継いだもので、M2025Rは欧州のECE R22.06との両立を考慮した規格です。またM2025では、斜め方向からの衝撃によって生じる回転加速度などを評価する試験も加えられました。
SNELLは、ヘルメットを日本国内で販売するための法的な認証制度そのものではありません。日本で乗車用ヘルメットを販売する場合は、消費生活用製品安全法で定められた技術基準への適合などの要件を満たし、PSCマークを表示する必要があります。
なお、SNELL規格は「取得していれば、ほかの規格のヘルメットより必ず安全」という単純な優劣を示すものではありません。JISやECEなどもそれぞれ異なる試験方法や基準を持っています。






