レースというフィールドでも活躍した ハーレーダビッドソンのマシンたち サイドバルブWR編

ハンドシフトにフットクラッチというレイアウトはフラットトラックの「左回り」のオーバル(楕円)コースに合わせ、30年代のナローなプライマリーを装着。スプリングマウントのサドルシートも特徴です
前後フェンダーとタンク上のパッドを備えたWR-TT。シートもTバーポストマウントとなっているのが標準装備とのことです
WR-TTはフットボードが標準装備。フレームや各種装備の他、ギヤ比もWRよりローギアード設定となっています。カラーリングはブリリアントブラック・ルビーレッドが標準でオプションとしてリビエラブルー、追加料金でメタリックグリーン、フライトレッド、アズールブルー、ホワイトが用意されたとのことです
当時、「クラスC」最高のレーサーと謳われたSam Arena。名チューナー、Tom SiftonによるWLDRを駆り、カリフォルニアの「オークランドスピードウェイ」で200マイルレースの記録を樹立。「クラスA」のヒルクライム(丘を一気に駆け上がる競技)でも勝利したとのことです
WRに跨るBilly Huber。左脚のスネ当てとブーツ上から履くスチールシュー(鉄スリッパ)が時代を忍ばせる一枚です
1940年に登場したWRの750ccサイドバルブエンジンはボア×ストロークで69.9×96.6mmで40psを発揮。フレームはクロモリ鋼を用いられた純然たるレーシングマシンとなっています
左からJohnny Butterfield、Billy Huber、Pate Channというハーレーワークスライダーの面々。写真は1947年のミルウォーキーマイルレースでのヒトコマです

この画像の記事を読む

画像ギャラリー

最新記事