1974年生まれ、まだまだ現役のホンダ「スーパーカブ90」 セッティングの繰り返しで痛めたキャブボディのネジ山を修理

1974年に登場したカモメハンドルシリーズの2代目90ccモデルのC90K2。後の1979年に登場した85ccエンジンのスーパーカブC90は、C50/C70エンジンをベースに開発されました。このC90には通称「フルサイズエンジン」が搭載されています
ボディ本体のフランジをM6ボルト2本で締め付けるタイプが多いスーパーカブシリーズのキャブレター。アルミダイキャストボディのフランジ部にあるネジ山が、完全にナメていることがわかります。ボルト×ナットの共締めで問題なく使えていました
1974年に登場したカモメハンドルシリーズの2代目90ccモデルのC90K2。後の1979年に登場した85ccエンジンのスーパーカブC90は、C50/C70エンジンをベースに開発されました。このC90には通称「フルサイズエンジン」が搭載されています
エンジンいじりこと、様々な「改造チューニング」を楽しんできたスーパーカブC90でしたが、キャブレターの繰り返し脱着で、ボディの取り付けボルト穴がナメてしまいました。ボルト×ナットの共締めに変更して対策していましたが……
旧車カブいじりを楽しんでいると、キャブレターをメンテナンスする機会は間違いなく多いと思います。燃料ホースからガソリンが流れ出してしまうのを止めるストッパーには様々なタイプがあります。ここでは、ホースを潰すクランプ式を使用しました。
工具箱の引き出しから使えそうなホースクリップを取り出してみました。2本のボルトは、単純にホースに差し込みガソリン流れを止める栓です。数珠つなぎになっているゴム栓は、過去にホンダ用品として販売されていたフルードストッパーです
ボディ本体のフランジをM6ボルト2本で締め付けるタイプが多いスーパーカブシリーズのキャブレター。アルミダイキャストボディのフランジ部にあるネジ山が、完全にナメていることがわかります。ボルト×ナットの共締めで問題なく使えていました
修理前にしばらく乗れないと思い、ガソリンを完全に抜いてエアーブローしておきました。C90純正キャブのフロートチャンバー内は、たいへんキレイなコンディションでした。ここからはネジ山の再生修理に集中します
フロートチャンバーの側面に燃料コックがレイアウトされているスーパーカブシリーズのキャブレター。コック内には、ストレーナーもあるので、定期的に分解点検と清掃を施したい部分でもあります
現在はパッケージが異なりますが、以前に購入したリコイルを利用して恒久再生しようと思います。同商品が日本へ輸入され始めた当時は、このような筒状パッケージで販売されていました。下穴加工用のキリ(ドリル)も付属する補修キットです
ナメてしまったネジ穴に、まずは「ワンサイズ大きなネジ穴用の下穴」を開け直します。その下穴にリコイルタップで新ネジ山を作り、そのネジ山へコイルを挿入します。この作業によって、従来通りのM6ボルトを使えるようになります。
キォプボディが変形しないように、万力にクランプして作業進行します。キャブボディ内には、様々な通路があるため、マスキングテープでしっかり封じてから加工作業に取り組かかりました。
補修キットに同梱される下穴加工キリ(M6だとΦ6.3mm)を使って電動ドリルでナメてしまったキャブボディのネジ穴を拡大します。リコイルタップが斜めに入らないように、下穴を加工します
下穴加工するにも、リコイルタップを立てるのにも、大切なことは、キャブボディをしっかり確実に固定することです。力強く締め付ければ良いというものではありませんので、万力にクランプする際にも、慎重な作業が必要不可欠です
貫通穴なので、リコイルの挿入は比較的気楽に進めることができました。押し付け過ぎないように、リコイルを真っすぐに立てて、ゆっくりと挿入します。リーダーとなるタン(=舌と呼ばれる)が、最適の位置に来るように確認しながら挿入します
挿入リーダーとなるタンが最適の位置に来たことを確認できたら、挿入側の「リコイル残巻き数」を数えます。キャブボディのフランジ厚いっぱいまで、ネジ山を作るための確認段取りになります。
確認後はさらにタンを回し込み、穴の反対側からリコイルを抜き取ります。リコイルのエンド側は、下ネジ山に対して半山ほど入り込む位置で事前にカットします。飛び出していたリコイルの巻き数を数えたのは、このカットの段取りです
数えた巻き数を参考に、フランジ座面ギリギリの位置でまずはカットします。次に、1/2回転(半回転=リコイルエンドが半山程度フランジ面から入り込むように)カットしました。同じ寸法のリコイルを2個作って、仕上げ挿入を行います。
再度リコイルを挿入します。キャブボディのフランジ厚とリコイルがほぼ一致しました。フランジ厚とリコイルのネジ山が一致していれば、強度は最善になります、最後に切り棒でリーダー役のタンを叩き落して除去して完成です
1974年に登場したカモメハンドルシリーズの2代目90ccモデルのC90K2。後の1979年に登場した85ccエンジンのスーパーカブC90は、C50/C70エンジンをベースに開発されました。このC90には通称「フルサイズエンジン」が搭載されています
ボディ本体のフランジをM6ボルト2本で締め付けるタイプが多いスーパーカブシリーズのキャブレター。アルミダイキャストボディのフランジ部にあるネジ山が、完全にナメていることがわかります。ボルト×ナットの共締めで問題なく使えていました

この画像の記事を読む

画像ギャラリー

編集部からのおすすめ

CB750Fにまたがって「バリバリ伝説」の世界をVR体験できる! バイク王がバイカーズパラダイス南箱根の7周年イベントに出展【PR】

CB750Fにまたがって「バリバリ伝説」の世界をVR体験できる! バイク王がバイカーズパラダイス南箱根の7周年イベントに出展【PR】

最新記事