バイクdeストレッチ Vol.8 〜乗車後は“静的ストレッチ”で使った筋肉を労わりましょう!〜
静的ストレッチは、筋肉の柔軟性を高め、力を発揮しても疲れにくくなり、疲労回復が早まる可能性もあります。シュートボクシングの日本女子ミニマム級王者MIOさんをモデルにライディング中に酷使した筋肉をいたわる方法をご紹介します。
2. 乗車後は“静的ストレッチ”で使った筋肉を労わりましょう!
バイクをコントロールするためには、脚部の力の入れ方が大切です。特に太もも周辺の筋肉が一番使われます。また、筋肉は単独で力を発揮するのではなく、一方が縮めばその反対側は引き延ばされるという、相反する作用で円滑な動きと力を発揮することを行なっています。これを“拮抗する筋肉”と言います。拮抗する筋肉は、どちらか一方だけが柔軟なだけでは、その能力を十分に発揮できません。

前回は太ももの裏側、ハムストリングスのストレッチを紹介しました。そこで今回は、その拮抗する筋肉、太もも前面にある大腿四頭筋を十分に伸ばして、柔軟さを取り戻すストレッチの方法を、MIOさんをモデルに紹介していきます。
2-4.大腿四頭筋




バランスを取るのが、少し難しいかもしれません。体がグラついてしまう人は、両足をやや開き気味にしたり、バイクの横でシートに片手をついたりして伸ばしても大丈夫です。また、立ったままハンドルなどにつかまり、片脚ずつ伸ばしていくもでもOKです。

「正直に言うと、実は私、大腿四頭筋が硬めで伸びにくいんです(笑)。でも、練習が終わった後などに、できるだけストレッチを欠かさないようにして伸ばしています。繰り返しやっていると、徐々に柔軟性が増していきますから、みなさんも無理せず、できる範囲で伸ばしていってくださいね」
MIO
初代シュートボクシング日本女子ミニマム級王者
Energy Fight×Shoot Boxing 48kg級王者
41戦37勝(4KO)4敗(2019年5月15日現在)
1995年、大阪府大阪市出身。身長153㎝、体重48kg(試合時)の小柄な体型ながら、破壊力抜群のスピードのあるパンチと鋭いキックを繰り出す。女子格闘技界期待のシュートボクシング選手。
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