ドゥカティがプロトタイプマシンで「雲へ向かうレース」に参戦 ストリートファイターV4の実力証明なるか!?
ドゥカティは、2019年のイタリアEICMA2019で一般公開予定の新型「ストリートファイターV4」のプロトタイプでヒル・クライム・レース「ブロードムーア・パイクスピーク・インターナショナル・ヒル・クライム」に挑みます。
ロードライディング用のパニガーレV4「ストリートファイターV4」
ドゥカティは、2019年6月30日に米国コロラド州で開催される世界で最も有名なヒルクライム・レース「ブロードムーア・パイクスピーク・インターナショナル・ヒル・クライム」(以下:パイクスピーク)に「ストリートファイターV4」のプロトタイプで参戦します。

昨年のレースで優勝している“カーリン・ダン”がライダーを務める「ストリートファイターV4」プロトタイプは、フルカウルのスーパースポーツ「パニガーレV4」から派生したモデルで、フェアリングを取り除き、高くワイドなハンドルバーを装着したものとなっています。
ドゥカティの発表によると、「雲へ向かうレース」として知られる同レースは、ドゥカティのニューモデル開発プロセスの一環として、新型「ストリートファイターV4」の優れたパフォーマンスを証明するための理想的な条件を備えているといいます。
過去にパイクスピークに参戦し、現在は二輪誌を中心に編集・ライター、マシンやパーツのインプレッションを伝えるライダーとして活躍する伊丹孝裕氏は、同レースについて次のように話します。
「ドゥカティは本格的なワークス体制とまではいかないものの、長年パイクスピークに力を注いできています。
パイクスピークのコースは全長20km程度ですが、ゴール地点の標高が富士山よりも高い4300m超えとなめ、空気が薄くなる標高の高い地点ではいかにエンジンに空気を送り込み、燃焼させるかが重要です。

また、スタート地点では真夏の気温、ゴール地点では雪などといったように、自然相手のかなり厳しい気象条件がつきまといます。
そのため、ライダーのスキルはもちろんのこと、エンジンのマネージメントやコンピューターのセッティング、マシンの信頼性が非常に重要です。そうしたことを踏まえれば、パイクスピークはマシンの実力を披露する場としては最適なレースのひとつといえるでしょう」。
※ ※ ※
このプロトタイプは、一般的なプロトタイプに施される唐草模様などのカモフラージュとは異なり、ドゥカティ・スタイル・センターによってデザインされた“ピクセル化”と呼ばれるカラーリングをまとっています。

このカラーリングは、バイクのラインを隠すのではなく、最終的なデザインを意図的に明らかにすることによって、新型車に対する期待感を高める効果をもたらすといいます。
ドゥカティ最高経営責任者(CEO)のクラウディオ・ドメニカーリ氏は、今回の発表に際し、次のように述べています。
「ストリートファイターV4は、ドゥカティ・ワールド・プレミア2020における主役の1台になるでしょう。またストリートファイターV4はロードライディング用のパニガーレと言えます。

そのため、生産を開始する前に、ストリートファイターのたぐいまれなパフォーマンスを示すための舞台として、ブロードムーア・パイクスピーク・インターナショナル・ヒル・クライムは最適な場所だといえるでしょう」。
※ ※ ※
高い走行性能を発揮することが予想されるストリートファイターV4は、2019年11月にイタリアで開催されるオートバイの見本市「EICMA2019」で一般公開予定ですが、日本導入時期については未定となっています。
【了】





