バイクdeストレッチ Vol.13 ~体の柔軟性を高め、ライディング後の疲れを緩和しましょう~

前回まではライディングの質を上げる「体幹トレーニング」について説明してきました。今回からのパートでは、体の柔軟性を高めたり、ライディング後の疲れを緩和したりする、静的ストレッチをシュートボクシングの初代日本女子ミニマム級王者のMIOさんとともに解説していきます。

4.体の柔軟性を高める『静的ストレッチ』

 みなさんご存知だと思いますが、乗車時、特にロードモデルのバイクでは、前傾姿勢を取ることが多いですよね。それが長時間続くと、背中の筋肉は引き伸ばされ、逆に体の前面は縮こまったままで筋肉が固まってしまいます。こうなると、バイクを降りたときに意識しないでいると、普段から“猫背姿勢”のクセがつきやすくなります。そうなるとカッコ悪いですよね。

初代シュートボクシング日本女子ミニマム級王者MIOさんにストレッチを実践していただきました

 また、体前面の筋肉が収縮したまま固まってしまうと、それが肩こりの原因になることがあります。それに加えて、骨盤も後傾して、体幹トレーニングのパートで説明した腸腰筋の力が弱くなって、下腹がポッコリと出てしまう原因になることもあり得るのです。

 そこで以前も紹介した「静的ストレッチ」が有効になります。今回は以前とは違う方法で乗車後の姿勢のクセをなくし、柔軟性を高めるやり方を紹介していきたいと思います。

4-1 体前面の柔軟性を高める静的ストレッチ

①背すじをまっすぐにして、膝立ちになります
②膝立ちの姿勢から胸を開くように体を反らして、両手の指先を踵に付けます。踵まで指がつかない人は、できるところまでで大丈夫です。そこで、腹部と太もも前面の筋肉が伸びることを感じてください。そして20~30秒静止します
③「②」ができる人は、呼吸を止めないようにして足首をつかみ、さらに上半身を反らして伸ばしていきます。これもやはり20~30秒伸ばします

 上手くできたでしょうか。体が固い人や腰に問題がある人は無理に伸ばそうとしないでください。重要なのは、体の全面の筋肉がしっかり伸びていることを感じ取ることです。また、バランを崩してしまいそうな人は、最初のうちはパートナーに補助してもらってもいいでしょう。

 最初から「できない!」と諦めてはいけません。固かったり、やりにくかったりするかもしれませんが、繰り返すことで柔軟性は確実に上がっていきます。徐々に伸ばしていってください。

ライディングを楽しむには正しい姿勢が大事です

「格闘技は、本当は背中を伸ばした正しい姿勢が基本です。でも、ガードをしたり、相手との間合いを詰めたりするときは、少し気を抜くと背中が丸くなりがちです。体前面の筋肉を伸ばすのは、背中の筋肉のトレーニングにもなります。みなさんしっかり伸ばして、正しい姿勢を維持してライディングを楽しんでください」

MIO
初代シュートボクシング日本女子ミニマム級王者
Energy Fight×Shoot Boxing 48kg級王者
41戦37勝(4KO)4敗(2019年7月5日現在)
1995年、大阪府大阪市出身。身長153cm、体重48kg(試合時)の小柄な体型ながら、破壊力抜群のスピードのあるパンチと鋭いキックを繰り出す。女子格闘技界期待のシュートボクシング選手。

【了】

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