カーブや坂道の手前にある警戒標識 「R」や「%」の意味とは?

道路を走っていると、カーブの手前に黄色の警戒標識とともに「R=300」などの数字が書かれていますが、いったいどのくらいのカーブなのでしょうか。また、坂道の標識にある「10%」などは、どのくらいの坂を表しているのでしょうか。

カーブの警戒標識の下に書いてある「R=〇〇(数字)」はカーブの半径を表している

 安全運転の基本は、道路標識を確認すること。特に初めて走る道路では、道路状況を知らせる案内標識や注意を促す警戒標識はとても頼りになります。

警戒標識「左背向屈折あり」補助標識「曲線半径250m」

 警戒標識の中で、左や右に湾曲した黒い矢印で、この先がカーブになっていることを知らせるものがありますが、補助標識として「R=300」などの表記も見られます。

 この数字はカーブの半径(曲線半径)を表しており、「この先に半径300mのカーブがある」と警戒を呼びかけています。数値が小さいほどカーブはきつくなるので、速度を落として注意しながら走らなければなりません。「R」は英語で半径を意味する「radius」の頭文字です。

 道路構造令第15条ではこのR(曲線半径)の値について、道路の設計速度との関係で、半径の値を制限しています。地形の状況その他の特別な理由によりやむを得ない箇所を除き、たとえば設計速度が時速100kmの道路においては、原則として「R=460以上」、時速80kmなら「R=280以上」となっています。

 なお、中日本高速道路株式会社が2013年にまとめた事業評価監視委員会資料によると、東名高速道の御殿場ICから大井松田ICのカーブがR=300で、「カーブが連続し勾配が急であるため、渋滞回数・事故率が他区間よりも多くなっています」と報告しており、運転に際して注意が必要なことがわかります。

坂道の警戒標識にある「%」は、坂の勾配を示している

 また、坂道でよく見かける警戒標識のひとつに、道路の急勾配を示す直角三角形のシルエットと斜辺に勾配の上下方向を示した矢印が白色で書き込んであり、斜辺の上には「10%」などと数値を記載した標識があります。

警戒標識「上り急勾配あり」「上り勾配10%」

 この数値は勾配の程度を表しており「この先に10%の勾配がある」と注意を呼びかけています。この数字は、100m進むと何m上がったり、下がったりするかを示すもので、上り坂で10%だったら、100m進むと、10m上がるという意味です。

 急勾配の道路といえば、以前ダイハツ「タント カスタム」のテレビCMにて放送されたことで話題を呼んだ、島根県と鳥取県を結ぶ「江島大橋」があります。国土交通省のウェブサイトによると、道路の勾配は島根県側が6.1%、鳥取県側が5.1%と紹介されています。

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よく見かける警戒標識は?

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