鈴鹿8耐5連覇を目指す、ヤマハファクトリーレーシングチーム

2019年の鈴鹿8耐で5連覇を目指すヤマハファクトリーレーシングチーム。ワークスとして復活を遂げた、2015年から振り返ります。

TECH21(テック21)YZF-R1で5連覇を目指すヤマハ

 真夏の祭典『第42回鈴鹿8時間耐久ロードレース』が、2019年7月25日から鈴鹿サーキットで開催されます。

TECH21(テック21)カラーのYZF-R1とA・ローズ選手(2019年・合同テスト)

 鈴鹿8耐5連覇を目指す#21 YAMAHA FACTORY RACING TEAMのライバルチームは、昨年ポールポジションからスタートするも転倒などで惜しくも3位となったジョナサン・レイ選手率いる#11 Kawasaki Racing Teamが18年ぶりのワークス参戦、鈴鹿サーキットのコースレコードを持ち、合同テストでもトップタイムを記録した高橋巧選手要する#33 Red Bull Hondaなど注目のチーム、ライダーが揃っています。

 以下より、ヤマハがワークスとして鈴鹿8耐に参戦、復活を遂げた2015年からを振り返ってみましょう。

新型YZF-R1と中須賀克行選手(2015年)

 2015年、13年ぶりの復活を遂げたヤマハは、鈴鹿8時間耐久ロードレースにワークスとして帰ってきました。ライダーは、全日本ロードレースで活躍している中須賀克行選手、MotoGPからポル・エスパルガロ選手とブラッドリー・スミス選手の3名で必勝体制で決勝に挑み、1996年以来5度目の優勝を遂げます。

 2016年は、中須賀選手、エスパルガロ選手に加え、SBKに参戦するアレックス・ローズ選手の3名で、2年連続のポールポジションから218周を走破して優勝。1988年以来28年ぶりの2連覇を達成します。

 2017年は、中須賀選手、A・ローズ選手、M・ファン・デル・マーク選手の3名でチームを組み、3年連続のポールポジションからスタート。途中、西コースで雨も降りましたが、レース前半に築いたアドバンテージを最後までキープして216周を走り優勝。中須賀選手は日本人初の3連覇を飾りました。

 2018年は、決勝前日に中須賀選手が転倒し負傷。1998年の発売以来20周年を迎えたYZF-R1のカラーリングのマシンで、A・ローズ選手、M・ファン・デル・マーク選手の2人が、セーフティーカーも入る荒れた天候のなか199周を走り、ヤマハとして初となる4連覇を達成しています。

鈴鹿8耐4連覇を達成したYAMAHA FACTORY RACING TEAM(2018年)

 そして2019年、5連覇を目指すヤマハは、YZF-R1の発売21周年に合わせて、1985年から1990年まで、鈴鹿8耐史上最大のドラマを演出したTECH21復刻カラーで参戦します。ライダーは3年連続で中須賀克行選手、A・ローズ選手、M・ファン・デル・マーク選手です。

 今回のカラーリングについて、中須賀選手は次のように述べています。

「TECH21については、当時、僕自身が幼く十分な知識はないのですが、諸先輩方の話からその大きな存在についてはよく知っています。そう考えると、実際にこの特別なTECH21カラーのマシンに自分自身が乗って8耐を戦えることを誇りに思います。

 一方で、4連覇した過去を見ると、ひとつとして楽な戦いはありませんでした。なかでも昨年は優勝できてうれしかったのは事実ですが、決勝を欠場し悔しさの残る8耐になりました。でも今日こうしてここに立っているということは、またチャレンジできるということだし、今年は復刻のTECH21カラーでなんとしても結果を出さなければなりません。

 チームメイトとは今年で3年目となりますが、チームスタッフも含め、これまで以上に一丸となり5連覇という記録に挑みます」

【了】

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