ヤマハ5連覇阻止なるか! 王座奪還を狙う「Red Bull Honda」の仕上がりは?

2018年の鈴鹿8時間耐久レースで2位に輝いた「Red Bull Honda with 日本郵便」(2019年はRed Bull Hondaとして参戦)は、第2回合同公式テストの翌日の2019年7月25日に記者会見を行いました。

高橋巧選手が作り上げたベースが好印象の「Red Bull Honda」チーム

 2019年7月24日の第42回鈴鹿8時間耐久ロードレース合同公式テスト初日にトップタイムを記録した#33「Red Bull Honda(レッドブル・ホンダ)」は、7月25日に記者会見を行いました。

初日にトップタイムを記録した#33「Red Bull Honda」のライダー3人

 同記者会見では、3人の選手がそれぞれの意気込みや仕上がり具合などについて以下のように話します。

●高橋巧選手
「レースウィークに入り、みんなで同じような方向を向いていると再確認できました。今回のテストでは自分はあまり長い時間、乗りませんでしたが、チームメイトの二人に長く乗ってもらったので、方向性の確認はできました。残りの時間を使って合わせ込んでいきたいです。

#33「Red Bull Honda」ライダーブルーの高橋巧選手

合わせ込みについては完璧じゃないからこそ余計に時間が必要なんですが、自分が作ってきたベースを3人が妥協できるポイントへ持っていければと思います。ライダーによって 好みが違うので、妥協しつつ乗りやすい設定していきたいです。

マシンを仕上げるにあたり、不安は当然ありました。スプリントではしっかり結果として残せているので、そんなに酷い状態ではないんじゃないかと思って乗ってもらいました。

自分より長く8耐に出ている清成さんがテストの時からセッティングを何もいじらずにそのまま乗ってくれたことには凄く感謝しています。

車体のポテンシャルは分かってもらえたと思いますし、その中でどのように方向性に進めるかについても似たような意見だったので残りの時間を使って決勝に向けて仕上げていきたいと思います」。

●清成龍一選手
「8耐で使用するマシンは、普段、乗っているスーパーバイク世界選手権(SBK)のものと仕様がだいぶ違いますが、実際に乗っても違和感はまったくありません。普通に乗れます。コンディションも違うし、タイヤも違うので、(SBKで使用しているマシンと)比較する対象にならないと思うんですけど、巧(高橋巧選手)が作り上げてきてくれたバイクはすごく乗りやすいです。

#33「Red Bull Honda」ライダーイエローの清成龍一選手

あとはバイクに慣れるだけですかね。特別に悪いところがあるなら当然、言いますけど、そんなにないので。初日に乗ったときには自分のパフォーマンスの低さにガッカリしましたけど、意外にグリップが悪くて、それに対応しきれなかったのが原因かなと。あとは周りで転倒があったので気持ち的に左右されてタイムが出しきれなかった感じがしました。

最近はライダーを3人使うことが多いじゃないですか。そうすると一人でもバイクに対して不満を言う人が少ないほうが効率良くなります。僕はもともと乗り込んでいってタイムやフィーリングを良くしていくタイプなので、今回のテストではセッティングよりも走行の方に時間を使わせてもらいました。

また、(ベースが)酷いバイクだったら全日本のレースで2分3秒台は出ないですし、4秒台、5秒台でのラップも出来ないと思うので、せめてそれぐらいのタイムを出した上で、それでもおかしいと思ったらセッティングについて言います。巧(高橋巧選手)のセッティングは昔から知っていますし、何度も乗っているのである程度の方向性は分かってるつもりです。

いつもよりレースウィークが1日長いので、ライダー間でもチーム間でもうまくバランスをとりながらやっていきたいですね」。

●Stefan Bradl(ステファン・ブラドル)選手
「すでに2回テストしていますが、僕にとって重要なロングランも行えましたし、ベース(参戦バイク)のフィーリングを掴むには非常にいいテストだったと思います。暑くタフなレースになると思いますが、精神的にも体力的にも良くなっていますので、準備万端といった感覚です。

#33「Red Bull Honda」ライダーレッドのStefan Bradl(ステファン・ブラドル)選手

僕に対して暑さに弱いという印象もあるようですが、マレーシアでテストやレースをやってきていますので、それも問題ありません。

ベースマシンのセッティングについては、最初は正直、慣れるのに時間がかかりましたが、ライディングスタイルが違うので仕方のないことです。また、僕自身、スプリントと耐久レースの両方を走っているため、慣れるのにはいつも時間が掛かります。

スプリントレースとは違い、8耐は1ラップが速ければいいわけでなく、安定して長く走ることが大事です。鈴鹿は大好きなサーキットですし、チームメイトともいいコミュニケーションが取れていますので、レースが楽しみです」。

※ ※ ※

 5連覇を目指すヤマハファクトリーレーシングチームの連勝ストップ、そして優勝を狙う「Red Bull Honda」がどのようなレース展開を見せるか、期待が掛かります。

【了】

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