ヤマハが5連覇達成! まさかの終焉にライダーも観客も困惑の鈴鹿8耐2019

2019年も熱いバトルが繰り広げられた鈴鹿8耐ですが、ことしも長い戦いを終え、優勝チームが確定しました。これまでにも数々のドラマをみせてきた同レースですが、今年も最後の最後にドラマが待っていました。

残り2分でカワサキに悪夢が

 7月28日に決勝が行われた第42回鈴鹿8時間耐久ロードレースで、「#21 YAMAHA FACTORY RACING TEAM」が暫定優勝に輝き5連覇を達成しました。

5連覇を達成した「YAMAHA FACTORY RACING TEAM」(写真:益田和久)

 中播以降、ヤマハ・ホンダ・カワサキのワークスチームが三つ巴の戦いを見せた2019年の鈴鹿8耐ですが、ラスト1時間になると「Kawasaki Racing Team」のジョナサン・レイ選手が驚異の速さを見せ、ホンダ・ヤマハを突き放しに掛かります。

 また、同時刻から一部区間で小雨が振り始め、全体的にペースが落ちますが、3位に付けていた「YAMAHA FACTORY RACING TEAM」のアレックス・ローズ選手がハイペースで追い上げを開始、2位を走る「Red Bull Honda」の高橋巧選手を抜き去り、カワサキに迫ります。

 レース終了4分前、10位以内をキープできれば世界耐久FIM世界耐久選手権(EWC)年間チャンピオンが確定していた「Suzuki Endurance Racing Team」がエンジンブローにより、リタイア。コースにはオイルが撒かれた可能性もあり、非常に危険なコンディションとなりました。

 本来ならばレッドフラッグが出てもおかしくない状況でしたが、その後もレースは続行。そして残り約1分30秒、ラストラップというところで先頭を走る「Kawasaki Racing Team」のジョナサン・レイ選手がまさかの転倒。会場からは大きなどよめきが上がります。

 その後、レッドフラッグが振られ、レース終了となりましたが、15分ほどして暫定のジャッジを発表、ヤマハの5連覇と発表されました。また、その他の暫定順位は2位「Red Bull Honda」、3位「F.C.C. TSR Honda France」、4位「YOSHIMURA SUZUKI MOTUL RACING」、5位「YART-YAMAHA」、世界耐久FIM世界耐久選手権(EWC)年間チャンピオンの座は「TEAM SRC KAWASAKI France」が獲得しています。

 なお、転倒した後に赤旗が振られ、5分以内にピットに戻れなかったという理由からカワサキチームの優勝とはなりませんでした。

【了】

ヤマハ鈴鹿8耐5連覇達成!

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