いったいどうして!? 暑くて苦しい鈴鹿8耐にライダー達が参戦する理由
外国人ライダーが8耐に出る理由
各ライダー、さまざまな理由を持って8耐に参戦しているようですが、その大前提には「世界耐久の母国(日本)グランプリ」であり、国内ではかなり注目度の高いレースであるという点が少なからずあると思います。
では、外国人ライダーが8耐にスポット参戦する理由は、どこにあるのでしょうか。
●アンディ・イズディハール 選手 (Honda Asia-Dream Racing with SHOWA)

今季はAstra HONDA Racing Teamより、アジアロードレース選手権SS600クラスに参戦し、現在ランキング4位のインドネシア人ライダー、アンディ選手は次のように話します。
「8耐は、普段走っているスプリントレースとは全く違ってとても長いし、チームワークも重要です。
長くてツライけど、そこが楽しい。MotoGPライダーなど世界レベルのライダーと一緒に走れる特別な機会なので、とても興奮します。
8耐は自分にとって、よい経験だしチャレンジです」。
●ザクワン・ザイディ 選手 (Honda Asia-Dream Racing with SHOWA)

Honda Asia-Dream Racing with SHOWAより、アジアロードレース選手権ASB1000クラスに参戦中で、現在ランキング2位のザクワン選手もこう話します。
「8耐はもちろん暑くてつらいけど、自分にとってはチャレンジでいい経験にもなります。
また、世界選手権なので世界レベルのチーム・ライダーが揃っています。
そこで走ることで、自分たちが世界レベルに匹敵するか試すこともできる貴重な機会です。」
外国人ライダーにとっても8耐は、チャレンジングで魅力的なレースのようです。
また、8耐だけに焦点を絞って参戦し続けているライダーもいます。彼にとって8耐は、どんなレースなのでしょうか。
●渥美心 選手 (TONE RT SYNCEDGE4413)

今季は8耐参戦を見据え、トライアウトが行われた全日本ロードレース選手権 第2戦のみJSB1000クラスにスポット参戦。自身のレース人生を8耐に懸ける渥美選手は、次のように話します。
「8耐にはずっと出たかったのですが、やっと出られた初めての8耐はゴタゴタで終わってしまいました。
チームもなかなかまとまらなくて、レースウィークに入ってからも3人のライダーがみんな1回ずつ転倒して・・・。スタッフもみんな徹夜したりと、完走するのがやっとの状態でした。
翌年はJSB1000にフル参戦していたので、どこかのチームから出られるかな? と思っていたのですが、探してもシートが無かったので、観客として見に来たんです。
その時レースを改めて見て、やっぱり出たいなと強く思ってしまって、その次の年は就職だとかいろいろ環境が変わることが決まっていたけど、8耐だけはなんとか出れるように頑張ろうと決めて、このチームで参戦する事が決まりました。
今まで海外でレースをしたことは無いんですけど、8耐は世界選手権なので参戦していると、ル・マン24時間だとかシリーズの他のレースにつながる道もあると思うので、8耐には絶対出場していきたいです」。
※ ※ ※
観客として見ているだけでも暑くてつらい、鈴鹿8時間耐久ロードレース。
しかし、その過酷なレースに敢えてスポット参戦するライダー達には、その苦しみ以上の意味があるようです。
2019年は終了間近にトップを走るジョナサン・レイ選手が転倒し、赤旗でレース終了という、誰もが予想だにしなかった衝撃的な結末で幕を閉じましたが、また来年、さらに高みを目指すライダー達の熱い戦いを楽しみにしたいものです。
【了】














