酷使する割には疲れやすい肩から腕全体の筋肉 俗に言う「腕がアガる」とは!? MIO選手の~バイクdeストレッチ Vol.18~
バイクdeストレッチ、現在のパートでは体の柔軟性を高めたり、ライディング後の疲れを緩和したりする、静的ストレッチをMIOさんとともに解説していきます。
4.体の柔軟性を高める『静的ストレッチ』
ハンドルやレバー、スイッチ類の操作に加えて、振動を受け止めたり。走行中、腕から肩周辺にかけては、実にたくさんの働きをこなしています。特にオフロードなどを走った後は、力が入らない状態になる経験をしたことがある人もいるでしょう。俗に言う、「腕がアガる」という状態です。肩から腕にかけての部位は、小さな筋肉の集まり。筋肉内に溜めておけるエネルギーも少ないので、酷使する割には疲れやすいのです。

そこで今回は、肩から腕全体の筋肉のストレッチを紹介していきたいと思います。
4-6 肩から腕にかけてのストレッチ








前腕の筋肉群は、レバーやアクセルの操作で、自分で思っているよりも多く使われています。特にアクセルやブレーキは、微妙なコントロールが要求される場面があります。疲れが溜まると操作が雑になったり、スムーズな動かし方ができなくなったりすることがあるので、休憩時にしっかりストレッチをしてください。血行が良くなり、筋肉が柔軟になって、楽に運転ができるようになります。

「私がやっているシュートボクシングでは、肩から腕にかけてはパンチの威力を相手に伝える最終部位です。繰り返し練習すると、やはり疲れが溜まるのがよくわかります。本当に腕が上がらなくなることもあるほどです。でも、ストレッチやマッサージをすると、それがかなり軽くなりますから、バイクに乗っている途中でも、しっかりケアしてくださいね」
MIO
初代シュートボクシング日本女子ミニマム級王者
1995年、大阪府大阪市出身
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