現行ベスパの最軽量モデル「LX 125 i-get」が新型となって登場

イタリアで長い歴史を持つスクーターブランド「ベスパ」は、独特のデザインと車体構成が特徴です。現行ラインナップで最も軽量な「LX 125 i-get」が新型となって登場しました。

ベスパブランドの誕生60周年を記念する「LX」が一新

 現行ベスパの最軽量モデル「LX 125 i-get」が、改良と装備を充実させて新型として登場しました。

ベスパ新型「LX 125 i-get」エネルジアブルー

 ベスパ「LX」は、2005年のベスパブランド誕生60周年を記念して誕生し、その名前はローマ数字の「60」に由来します(「L=50」+「X=10」)。

 新型LXは、エレガントでクラシカルな外観とミニマルで使い勝手の良い車体はそのままに、LEDヘッドライトやUSBソケットなどのデバイスを新たに装備しています。

 フロントシールド内側には雨具やサングラス、グローブなどの小物の収納に便利なグローブボックス、フットボードを最大限に活用するためのバッグフックが装備され、シート下のコンパートメントなど積載スペースも確保されています。

 シート形状は見直され、座面はよりフラットで細く、快適性を維持しながら小柄な体格でも足付き性に不安が無いよう改良され、新形状のフットレストは2人乗りでも両者足元が窮屈にならないようスペースを増やしつつ、足を地面に接地しやすくなるよう改良が加えられています。

ベスパらしいデザインのまま足元の快適性と足つき性を向上させたフットレストと細く絞られたシート

 インストルメントパネルも新設計となり、アナログ形式のスピードメーターと、燃料レベルと時刻を表示する液晶デジタルディスプレイのコンビネーションメーターを採用し、イモビライザー盗難防止システムの作動を示すインジケーターも付属しています。

“ベスパらしい”デザインでもある、フロントシールド中央に位置するステアリングコラムカバー(通称:ネクタイ)も一新され、サイレンサーカバーやバックミラーも新デザインとなっています。前後アルミホイールも5本スポークホイールへとデザイン変更されています。

 ベスパの独自性を表す、フレームとして機能するスチール製モノコック構造や、航空機を起源とするフロントサスペンションなどは継承しつつ熟成され、耐久性と快適な乗り心地を実現する伝統の車体構成に進化が見られます。

 搭載される「i-get」エンジンは、電子制御インジェクション燃料システムと3バルブ機構を備えた、排気量125ccの空冷単気筒です。

 カラーバリエーションは「イノチェンツァホワイト」、「アビオブルー」、「エネルジアブルー」の3種類、価格(消費税10%込み)は39万6000円です。2019年10月1日(火)より、全国のベスパ正規販売店より販売開始となります。

【了】

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