掘れば掘るほどドープで奥が深い!? VJが語る音楽とバイクの共通点とは?
国内最大級の音楽フェス「FUJI ROCK FESTIVAL」
というわけで、今回は、国内最大級の音楽フェスティバル、FUJI ROCK FESTIVAL(フジロック・フェスティバル)についてです。
いわゆるFUJIROCKERSと言われるベテラン勢や音楽関係の方などが音楽メインのレポは書いてくださっていると思うので、その辺りはそちらを探して読んでみてください。
今回はアングラパーティーをメインとしたDJ歴15年以上のドレッド(FUJIROCK初参戦)と、10年以上ぶりのFUJIROCK参戦(たぶん今回で3回目)の私という、スーパーフジロック初心者なコンビでの参加です。
お目当ては3日目の平沢進(映画『パプリカ』やアニメ『妄想代理人』の音楽を担当している方)。この為だけに7月28日の1日券をゲットしてみました♪
普段から野外パーティーにアーティストとしてもお客さんとしても数多く参加している我々は、1日だけだし、そもそも野外慣れしているしダイジョビよねー♪ ということで、テントサイト券は買わず、雨具と防寒など最低限だけバックパックに入れてなるべく身軽に動きまわろうというプランにしてみました。
まず、印象的だったのが会場の広さ!! ステージの数だけでもgreen stage/white stage/red marquee/field of heaven/Crystal palace tent/Day Dreaming……などと大小様々な個性あふれるステージが16個、さらにはKids landやorange cafe、ところ天国といったアミューズメントエリアが10個以上、苗場スキー場をフル活用した、ちょっとした音楽村ができていました!!
ステージとステージの間もなかなかの距離があり、余裕をもって移動しないとお目当ての時間に間に合わない! なんてこともあり得ます。また、ステージが終わった後の民族大移動のような光景はなかなか圧巻です!
ただ歩くだけでも、目を楽しませてくれる会場デコレーションがいたるところにあり、フードコーナーや出店エリアもなかなかの個性派ぞろい! 特にこれといったお目当てのアーティストがいなくても、ただウロウロするだけでも楽しめるようになっていました!!
会場には素敵なカスタムバイクやクルマの姿も
そしてゴミ捨てエリア! こちらもいろんなところに設置されていましたが、どのゴミ捨て場も素敵なペイントが施されていて可愛らしく、綺麗に使いたくなる工夫がされています。ゴミが満タンで溢れているということもありませんでした。分別もしっかりしていて、集められた紙カップは、17個で来年のトイレットペーパー1個に生まれ変わるそうです。すばらしい!! また、そこで出会ったスタッフの方達もみんな素敵でゴキゲンでグッドバイブス!!
会場内のエリアとエリアをつなぐ木の板でできたボードウォークは、オフシーズンにフジロックを愛するボランティアの方々が整備してくださっているそうです。
FUJIROCKというと商業イベント的なイメージが強かったですが、行って見るとそのイメージは払拭されました。もちろん大きなお金が動いているからこそ実現できていることも多々あるとは思いますが、FUJIROCKは、FUJIROCKを愛する人たちすべての様々な“愛”でできている“愛”に溢れるパーティーでした。
ただし……結構過酷です。FUJIROCK慣れしてらっしゃるみなさんは小さめのキャンプ用の椅子を持って移動していましたが、これ、必須です。開催日程の関係もあり雨に降られることも多いそうで、地面のコンディションが悪いことも多いようです。疲れたー! といって地面に座ったり転がったりができません。
ですから、自前の椅子がないと休みたいときに休みづらいので、足がパンパンになります!!
それと会場内は傘が使えないようなので、急な雨にも対応できるようにポンチョ型のレインコート(バッグごと被れる)と、できれば足元は軽くて歩きやすいおしゃれな長靴、もしくはアウトドア用の防水仕様のシューズがあると安心です。
【まとめ】
FUJIROCKは過酷です。
椅子必須!!
でも、愛に溢れた最高の空間です!!
電車やバスなどの公共機関でももちろんいけますが、そこそこハードなので大人はバイクやクルマがいいかもしれません。この過酷さを軽装備と体力で乗り切れるのは、若さあってこそだなと痛感しました。ちなみにめっちゃ素敵なカスタムバイクや車で参戦しているツワモノもいらっしゃいましたよ♪