道交法一部改正に動きあり!! AT限定の大型自動二輪免許でホンダ「アフリカツイン」を運転できる日がくる

これまで「AT限定大型自動二輪免許」では排気量650ccまでという上限がありましたが、時代の流れに合わせて撤廃されることとなり、道路交通法が一部改正となります。

排気量650ccの上限が撤廃される

 警察庁交通局は、「道路交通法施行令の一部を改正する政令」等に対する意見の募集(パブリック・コメント)結果から、AT限定大型自動二輪免許の排気量制限を撤廃する案を検討し、施工すると公表しました。

クラッチ操作を必要としないDCTを搭載するホンダ「CRF1000L アフリカツインDCT」

 意見の募集は2019年7月22日から同年8月20日までの期間、総務省行政管理局が運営する総合的な行政情報ポータルサイト「e-Gov(イーガブ)電子政府の総合窓口」の意見提出フォームや電子メール、FAX、郵送などにより行なわれ、195件の意見が集まりました。

 AT限定大型自動二輪免許で運転できる車両の総排気量制限の撤廃については、「AT大型自動二輪車が販売されている実状に合っているので賛成」という意見があった一方、「規制を緩和する理由が分からない」といった意見もあったといいます。

 さまざまな意見を踏まえ今回の結果となった理由について、警察庁交通局は以下のように公表します。

「現行の道路交通法施行規則では、AT限定大型自動二輪免許で運転することができる大型二輪車を、総排気量0.650リットル以下に限定しています。

 しかしながら、現在、総排気量0.700リットル以上のAT大型自動二輪車が流通していること及び当該AT大型自動二輪車の運転特性は総排気量0.650リットル以下のものと変わらないこと等を踏まえ、今回の改正規則では、AT限定大型二輪免許で運転することができる車両の総排気量の上限を設けないこととしたものです。

 なお、現在、AT限定大型二輪免許で総排気量0.650リットル以下のものに限るとの限定が付されている方についても、総排気量の限定がなくなります。また、AT限定大型二輪免許の試験車両については、当分の間、従来のものを使用することができる経過措置を設けることとしています」

 排気量650cc以上のAT車には、クラッチ操作を必要としないホンダのDCT(デュアル・クラッチ・トランスミッション)搭載車も含みます。

クラッチ操作を必要としないDCTを搭載するホンダ「ゴールドウイングツアーDCT」

 つまり、1000ccクラスの「CRF1000L アフリカツイン」や「ゴールドウイング」、750ccクラスの「X-ADV」や「NC750」シリーズなどのほか、ヤマハ「FJR1300AS」も、AT限定大型自動二輪免許で運転することができるということになります。

 クルマで例えるなら、AT限定の自動車運転免許を持っていれば、ホンダ「NSX」や日産「GT-R」、イタリアのスーパーカー「フェラーリ」などといった、2ペダル(クラッチペダルが無くアクセルとブレーキの2つのペダル)の車両を運転できるようなものでしょう。

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 時勢に合わせ、守るべきルールも変化していくのは歓迎すべきところではないでしょうか。なお「施行期日は令和元年12月1日を予定」とのことです。

【了】

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