YAMAHA FACTORY RACING TEAMの中須賀選手、全日本ロードレース選手権JSB1000クラス通算50勝達成!!
全日本ロードレース選手権第7戦JSB1000クラスは、オートポリスで開催され、YAMAHA FACTORY RACING TEAM中須賀克行選手がレース1、レース2ともに制しました。
中須賀選手がJSB1000通算50勝達成!!
全日本ロードレース選手権第7戦は、大分県のオートポリスで開催されました。20周で争われるレース1は、コースレコードでポールポジションを獲得したYAMAHA FACTORY RACING TEAM中須賀克行選手と予選3番手の野左根航汰選手が、ヤマハ同士の熾烈なトップ争いを繰り広げました。

中須賀選手は好スタートを切り、それを野左根選手、MuSASHi RT HARC-PRO.Honda水野涼選手、Team HRC高橋巧選手が追う展開になります。3周目には、野左根選手がトップに浮上し、水野選手と3人がレース序盤トップグループを形成します。
水野選手は、レース中盤以降でタイムが上がらずに徐々に後退、代わりに高橋選手が3番手に浮上し、ヤマハの野左根選手、中須賀選手を追います。

16周目に中須賀選手が野左根選手をパスしてトップに立ちと、野左根選手は最終ラップにファステストラップを記録し中須賀選手を追いますが、結果は0.183秒差で中須賀選手の優勝。中須賀選手は、全日本ロードレース選手権JSB1000で通算50勝を記録しました。
第7戦 JSB1000レース1トップ3のコメント
・YAMAHA FACTORY RACING TEAM中須賀克行選手(優勝)

「スタート直後の第1コーナーでオーバーランしてしまい、ここで(野左根)航汰に抜かれてしまいました。レース序盤は様子見で行こうと思いましたが、航汰の速いペースに対して自分のリズムを作るのが大変でした。10周目頃から落ち着いてきましたが、今度は水野選手が攻めてきて、元気のいい走りに翻弄されそうになりました。地元で勝てて本当に嬉しいです」
・YAMAHA FACTORY RACING TEAM野左根航汰選手(2位)

「スタート直後の第1コーナーで、中須賀さんがミスしたことからトップに。その後は1分48秒台中盤をキープできたので自分としてはいいレースでした。ただ、中須賀さんに前に行かれてからは、なかなかパッシングチャンスがなくて、何度か仕掛けたのだけれど、ことごとくラインを塞がれてしまいました。中須賀さんに勝つためにはもう一つステップを踏まなければならないようですが、明日のレース2でしっかりと勝ちたいです」
・Team HRC高橋巧選手(3位)

「事前テストでロングランなどの準備ができずにレースウイークに入りました。金曜日はコンディションがよくなかったこともありますが、うまくまとめきれず、予選、決勝と、大きくセッティングを変えたことがうまくいきました。スタートも悪くなかったのですが、トップグループを追いかけるために、水野選手を抜くのに手間取ってしまい、トップグループと離れてしまいました。レース1で取れたデータを元に、マシンを仕上げることができると思うので、レース2ではもっと積極的に攻めていきます」