2019年内に首都高の新ルートが誕生! 渋谷下り入口と小松川JCTの開通でバイクのルートも変わる?

2019年内、首都高では東京SMOOTH事業の一環で、東名向きに渋谷(下り)入り口が増設され、小松川JCTの開通で7号小松川線とC2中央環状線が結ばれます。首都高利用者だけでなく、一般道の流れにも混雑緩和が期待されています。

まだまだ変化する首都高ネットワーク

 首都高では「東京SMOOTH」として首都高の流れをスムースにする取り組みが行われています。そのなかの2つ『渋谷(下り)入り口』と『小松川JCT(ジャンクション)』が2019年内に工事を完了し開通します。

開通に向けて工事が進む首都高『渋谷(下り)入り口』

 2つの開通の目的は共通で、都心環状線経由だったルートを中央環状線経由も選べるようにし、交通量を2ルートに分散するという計画です。これによって都心環状線の混雑緩和を狙っています。

 首都高ではこれらを含む6つの計画を東京SMOOTHとして進めていますが、すでに開通している10号晴海線や中央環状線もこの計画のひとつです。

「渋谷」は東名方向への下り線に乗れるように

 渋谷(下り)入り口は六本木通りの渋谷2丁目交差点付近の渋谷寄りに設置される計画です。この入り口は、六本木や恵比寿、青山などから中央環状線、東名高速方向へ利用を見込んだものになっています。

渋谷(下り)入り口が接地される渋谷2丁目交差点。六本木通り終点付近のこの区間は渋滞が起きやすいおポイントとなっています

 首都高の発表によれば、渋谷から羽田空港間に向かう際、3号渋谷線を上り方向に入り都心環状線経由で33分かかっていたものが、下り方向に入って中央環状線経由では27分と6分間の短縮となります。

 既存の渋谷入り口は上りの都心環状線向きのみで、その次の高樹町入り口も同様です。反対向きの3号渋谷線の下り方向は都心環状線から分岐後は渋谷より先に位置する池尻入り口まで入り口はありません。

 東名高速を利用する場合は、渋谷の中心部の一般道を通って首都高3号下り線の池尻入り口へ、中央環状線を利用する場合には首都高3号上り線の三軒茶屋入り口などを利用する必要があります。そのため、六本木・恵比寿・青山付近から東北道や関越道、中央道や東名など各方面に向かう場合、都心環状線を利用して向かうことが多く、ほかの通行車と併せて交通集中が発生し、谷町JCTをはじめとする渋滞が発生していました。

 渋谷(下り)入り口が開通することにより、交通量が分散され、都心環状線の谷町・芝公園付近の混雑緩和が期待されています。同時に一般道の移動を軽減し、通過点となっていた渋谷を中心とした一般道の渋滞緩和にも期待がかかっています。

小松川JCTで中央環状線と7号小松川線が結ばれる

 小松川JCTは中央環状線の埼玉方面と7号小松川線の千葉方面を結ぶJCTになります。狙いは7号小松川線利用で、埼玉と千葉のアクセスを主眼に置いた計画になっています。

小松川JCT開通に伴い新しい出入口が用意される小松川IC(写真は出口)。写真左手に見えるのが現在の小松川IC出入り口です

 首都高の発表によれば、小松川JCTから板橋JCT間の例にて都心環状線経由で41分、中央環状線経由で21分となっており、約半分へ時間短縮が可能になるとしています。

 この時間短縮には箱崎JCTや江戸橋JCTをはじめとする渋滞区間の回避が大いに影響しています。江戸橋JCTから箱崎JCT間は自然渋滞のほかに2019年8月で見ると事故が27件、落下物15件、本線上通行の妨げになった故障5件と、何らかの渋滞原因の発生する場所です。この場所を回避することで大幅な時間短縮見込みとなるのも十分うなずけます。

 また、現状では京葉道路から常磐道や東北道に向かう際、外環道で事故などが発生した場合、7号小松川線に進んでしまうと必ず都心環状線を通らなければなりませんが、開通後は中央環状線へ進むことができます。これまでは一度首都高を降りて一般道を経由するルートもありましたが、小松川JCTが完成すればその必要もなくなり、よりスムーズな移動が可能になることに期待がかかります。

バイクの場合は2人乗りの走行ルートが変わる可能性

 渋谷下り入口と小松川JCTの開通で渋滞回避が考えられますが、現在、都心環状線とその周辺にバイクの2人乗り禁止の区間があります。都心環状線を回避するルートが増えることでバイクの2人乗りの場合のルートが便利になるところもあります。

千葉方向から走行してきた際に、都心環状線などの2人乗り禁止区間を通らずに常磐道や東北道まで行くことを可能にする小松川JCT。所要時間の大幅な短縮も見込まれます

 渋谷下り入口と小松川JCTの開通は現在のところ2019年内とされていて、まだ正確な日程は発表されていません。通常であれば年内の最後となる12月で、交通集中のない休日が開通日となることが多いようです。ライダーもドライバーも開通情報のニュースに注目しておくと、年末年始の走行がより便利になるかもしれません。

【了】

渋滞緩和の秘策! 首都高『渋谷(下り)入り口』と『小松川JCT』

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