MotoGP日本GPライダーたちが意気込みを語る 4年連続タイトル獲得のマルケス選手「とても良い感じ」

2019年10月18日から3日間、MotoGP日本GPが開催されます。総合ポイントで上位につけるライダーと、日本人で唯一MotoGPに挑む中上貴晶選手はレースに掛ける意気込みを語りました。

トップライダーたちがレースに掛ける意気込みを語る

 2019年10月20日に決勝レースが行われるMotoGP第16戦日本GPに向け、総合ポイントランキング上位の選手と日本人ライダーである中上貴晶選手が10月17日に共同会見を行いました。

2019年10月20日に決勝レースが行われるMotoGP日本GP

 2019年チャンピオンのマルク・マルケス選手(ホンダ)をはじめ、総合2位のアンドレア・ドビツィオーソ選手(ドゥカティ)、総合3位のアレックス・リンス選手(スズキ)、総合4位のマーベリック・ビニャーレス選手(ヤマハ)、総合7位の若手注目株ファビオ・クアルタラロ選手(ヤマハ)、総合12位の中上貴晶選手(ホンダ)が出席した会見で、各選手は次のように語りました。

●マルク・マルケス選手(ホンダ)

マルク・マルケス選手(ホンダ)

「この3連戦に向けて準備を進めることを忘れなかった。とても良い感じ。リラックスしているけど、タイと同じメンタリティを維持している。優勝争いに向けてトライしよう。

 昨年はドビとナイスなファイトをした。ラスト2ラップに転倒した彼にとっては不運だったけど、今年も速いだろう。彼が大変上手く走るトラックの1つであり、特にファビオにとってはお気に入りのひとつ。彼はレベルとパフォーマンスを証明し、とても速く走っているけど、ビニャーレス、リンス、全てのライダーたちを忘れてはいけない。彼らはとても速く走るだろう」。

●アンドレア・ドビツィオーソ選手(ドゥカティ)

アンドレア・ドビツィオーソ選手(ドゥカティ)

「僕たちが強くなり、僕たちのバイクが大変良く機能することを期待する。ストップ・アンド・ゴーのトラックだけど、幾つかのコーナーに対してはコーナリングスピードが必要だ。ライバルたちと比較すれば苦しむだろう。シャーシが良いとき、250cc2ストークの走り方だと思う。ブレーキングは本当に良い。他社のバイクでも、この走り方を維持した。これがこのトラックに対するアプローチだ」。

●アレックス・リンス選手(スズキ)

アレックス・リンス選手(スズキ)

「グッドなシーズンファイナルにしよう。ドビ、ペトルッチ、マーベリックとファイトしている。ミサノとアラゴンでは少し難しかったけど、タイではトップ5。だいたい良かった。僕はもてぎに来る度に楽しんでいる」。

●マーベリック・ビニャーレス選手(ヤマハ)

マーベリック・ビニャーレス選手(ヤマハ)

「フィーリングはとても良い。タイでは大きくプッシュできることを感じた。紙上では難しくなるだろう。このトラックは僕のライディングスタイルに合う。表彰台を争えない理由が何もない」。

●ファビオ・クアルタラロ選手(ヤマハ)

ファビオ・クアルタラロ選手(ヤマハ)

「今年、ヤマハは幾つかのトラック、例えばオーストリアのようなトラックに対して適応しないと言われたけど、僕たちは表彰台を獲得したから、正直、ホンダのトラック、ヤマハのトラックと考えない。今週末に集中する必要がある。好きなトラック。可能な限りのベストリザルトを追求しよう。安定して速く走れるようにトライしよう。土曜は雨が予報されているから、明日ものすごく速くトラックを学習しなければいけないだろう」。

●中上貴晶選手(ホンダ)

中上貴晶選手(ホンダ)

「LCR・ホンダとの契約更新はポジティブだけど、ネガティブなのは怪我。あの転倒がこの肩の怪我を引き起こした。最後まで誰にも言いたくなかった。アラゴン前にルーチョ・チェッキネロとHRCに相談する必要があると考えた。レース毎にパフォーマンスが低下することを感じ、これは非常に難しい決断だった。

 バレンシアまで走りたかったけど、本当に不可能だった。ここ数戦が完走することも難しかった。アラゴンでは状況を何とかコントロールしたけど、タイは厳しかった。手術が必要だと決断したけど、これは起こること。来季に向けてポジティブに集中しよう」。

※ ※ ※

 前戦のタイGPでの優勝により、M・マルケス選手のチャンピオンが決定している2019年シーズンですが、今年のレースで頭角を現しているファビオ・クアルタラロ選手や、レジェンドライダー、V・ロッシ選手などがどのような走りを見せ、ドラマを生み出すのか期待が高まります。

【了】

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