スーパーバイク世界選手権(SBK)に18年ぶりホンダワークス復帰 ライダーはA・バウティスタ選手とL・ハスラム選手
新型「CBR1000RR-R FIREBLADE SP」をベースとしたマシンでSBKにワークス参戦するホンダは、ドゥカティのアルバロ・バウティスタ選手とカワサキのレオン・ハスラム選手を起用し、2020シーズンを戦います。
全日本選手権から世界選手権へシフトする「Team HRC」
HRCは、2020年FIMスーパーバイク世界選手権にワークスチーム「Team HRC」で18年ぶりに参戦します。

ライダーは、2019年までドゥカティで参戦しSBKランキング2位のアルバロ・バウティスタ選手とカワサキから参戦したレオン・ハスラム選手の2名体制、マシンは新型「CBR1000RR-R FIREBLADE SP」をベースとしたマシンで参戦します。
さらに、FIMスーパーバイク世界選手権には、全日本ロードレース選手権に参戦していた高橋巧選手が、サテライトチームの「MIE Racing Team」から参戦することも決定しました。高橋巧選手は、自身初となる海外でのシリーズフル参戦です。

ベース車両のCBR1000RR-R FIREBLADE SPは、MotoGPワークスマシンのRC213Vで培われた技術を取り込み、サーキットでも高いポテンシャルを発揮するモデルです。エンジンは、水冷直列4気筒エンジンを新設計し160kW/14500rpmの最高出力を発生させます。メインフレームはアルミ製ダイヤモンドフレームを採用し高い出力を受け止める剛性と軽量化を両立し、より安定感を得られる車両設計と優れた空力特性を追求しました。
EICMA2019で発表されたSBK用「CBR1000RR-R FIREBLADE SP」の詳細は発表されていません。
■Team HRC レオン・ハスラム選手のコメント

「このプロジェクトに参加することはとてもエキサイティングであり、最初のレースのために私のお気に入りのサーキットであるフィリップアイランドに行くのが待ち遠しい。CBR1000RR-Rに乗るのが待ちきれません。
新型CBR1000RR-Rには大きな課題も多数ありますが、誰もがホンダとHRCの能力を知っています。今回私にとって本当に素晴らしい機会であり、チーム、会社、世界中すべてのファンのために、準備はできています」
【了】