どれだけ実物に近い? ホンダ「CBR1000RR-R FIREBLADE SP」が早くも1/12スケールで登場
2020年3月に発売されたホンダのスーパースポーツモデル最上位機種「CBR1000RR-R FIREBLADE SP」が、タミヤから1/12スケールのプラスチックモデル組み立てキットとして新発売されます。
ホンダの新型スーパースポーツが精巧なプラモデルに
プラモデルやミニ四駆、RCカーなどの模型ホビーを世界展開する「タミヤ」は、ホンダのスーパースポーツモデル最上位機種となる「CBR1000RR-R FIREBLADE SP」を1/12スケールのプラスチックモデル組み立てキットとして新発売します。
Moto GPで活躍するホンダのレーシングバイク「RC213V」の技術をフィードバックした、高出力かつコントロール性に優れた出力特性のパワーユニットを搭載するホンダ「CBR1000RR-R FIREBLADE」は、スーパーバイク世界選手権2020年シーズンに参戦するマシンのベースとしても採用されている、ホンダのスーパースポーツバイクのフラッグシップモデルです。
高精度な剛性チューニングが可能となる薄肉GDC(重力金型鋳造)製法を採用した軽量なアルミ製ダイヤモンドフレームや、従来モデルより30.5mm長いアルミプレス製のスイングアームなどを採用することで、サーキットにおける操縦性を追求した車体構成とされています。
タミヤから1/12スケールモデルとして商品化されるのは、最上位機種となる「CBR1000RR-R FIREBLADE SP」です。前後ともにOHLINS(オーリンズ)社製の電子制御サスペンション、BREMBO(ブレンボ)社製ブレーキキャリパーとするなど、足まわりを専用化しています。
1/12スケールモデルでは、実車の空力を追求した引きしまったフォルムを忠実にモデル化しています。アクラポビッチ社製マフラーの再現にはスライド金型を使用し、サイレンサー部分は一体パーツとなっています。
実車のカウリングは、ライダーが車両に伏せた状態での全面投影面積を減少し、ライダー背面から後方へ空気がスムーズに流れる形状としたシートカウルなどにより、走行抵抗を低減させています。
ひと目で「SP」仕様とわかるゴールドのフロントフォークも、スケールモデルではペイントで表現されています。ブレーキディスクにはドリルホール加工が施され、キャリパーに刻印された「brembo」の文字も精密な仕上がりとなっています。
実際には厚さ5mm、直径330mmのディスクブレーキをダブルで装備し、サーキット走行での高い制動力を追求してディスクオフセットが見直されています。また、フロントには「Brembo STYLEMA」、リアにはRC213V-Sと同様のBrembo製キャリパーを装備しています。
スケールモデルの合成ゴム製タイヤは、トレッドパターンもリアルな再現を追求しています。キットにはレーシングスタンドも付属します。
RC213V-Sと同じアルミプレス製のスイングアームは、従来モデルより30.5mm延長しながらも重量は同一とし、プロリンクを採用するリアサスペンション上部のマウントはブラケットを介してクランクケース背面に装着する構造となってります。
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このほか、完成後も取り外し可能な複雑な形状のタンクカバーはスライド金型を使用した一体成型、水冷並列4気筒エンジンやカウル側面に設置されたウイングレットなども精密に再現されています。
タミヤ「1/12 Honda CBR1000RR-R FIREBLADE SP」は、全長176mm×全幅68mm×全高96mmのプラスチックモデル組み立てキットです。価格(消費税10%込み)は4400円、2020年7月より発送予定です。
【了】