ミニダッチオーブンで「キャベツの丸ごと煮」 キャンプツーリングで悪魔的に美味しいキャンプ飯を作る!
キャンプツーリングで変化球レシピを試しながら味わう「キャンプ飯」。バイクでは大荷物になりそうなダッチオーブンのミニサイズを持って「キャベツ丸ごと煮」風を作ってみました。
ダッチオーブンdeキャンプ飯、キャンツーにはミニサイズを
キャンプ料理の定番調理器具と言えば、アメリカ合衆国の西部開拓時代に生まれた分厚い鉄の調理器具「ダッチオーブン(dutch oven)」もそのひとつでしょう。なかなかの重量ですが、ミニサイズであれば、バイクのキャンプツーリング(キャンツー)でも負担にはなりません。ハズさない美味しさの「キャベツの丸ごと煮」のミニバージョンを作ってみました!

ダッチオーブンは蓋も含めて熱伝導率が高く、素材を入れて炭火に置くだけで勝手に美味しく調理してくれるありがたいアイテムです。今回挑戦するキャベツの丸ごと煮(ミニバージョン)は、ダッチオーブンのレシピとしては定番中の定番ですが、これをキャンツーで作ろうと思ったら、大きな荷物にならないミニサイズをチョイス。それでも1人から2人分は簡単に作れてしまいます。
キャベツは半分にカットされたものを地元のスーパーで購入します。また、厚切りのベーコンやウインナーも入れると味に深みが増します。
作り方は、まずザク切りにしたキャベツをダッチオーブンに入れ、水をキャベツが半分くらい浸かるまで入れます。キャベツからも水分が出るので、水は少なめでも問題ありません。ここで白ワインを少量入れてもいいのですが、入れすぎるとキャベツが酸っぱくなるのでご注意を。
そしてコンソメの素、ベーコン、ウインナーなどを入れて、万能なマジックソルトを投入。このマジックソルトはハーブが効いた塩なので、キャンツーでは1個持っておくと便利です。
焚き火があるなら、直火でじっくりと煮込みましょう。と言っても熱伝導率が高いので、さほど時間をかけずに出来上がります。蓋の上に炭火を置くのも、ダッチオーブンならではの調理ですね。中身の様子を伺いながら、基本的に放置で完成です。
出来上がった「キャベツ丸ごと煮」っぽいキャンプ飯は、簡単調理ながら野菜と肉の旨味が凝縮されたスープの味に感動することでしょう(?)。熱々のベーコンやウインナー、そしてとろけるような柔らかさになったキャベツをホクホクといただけば、主食不要のボリュームに満足です。

余談ですが、パスタ用に購入したアサリを余らせてしまったので残ったスープに投入して煮込んだところ……これが信じがたいほどの絶品スープに成長しました!
すでに美味しいスープに魚介のコクが加わり、ワンランク上のステージに上がった美味しさです。このままスープパスタにしてもいいし、ラーメンのスープにも……結局このままアサリスープとして飲み干しただけですが、キャンプ飯はそんなアレンジレシピを考えるのも楽しいものですね。キャンツーにダッチオーブンdeキャンプ飯、オススメです。
【了】