災害時にも安定した電力供給を! 首都高速道路にエネルギープラットフォームを構築する実証実験開始

首都高速道路株式会社は、トヨタ自動車株式会社との共同研究により、災害時に首都高速道路へ電力を供給するための実証実験を開始しました。

首都高走行中に災害発生!? もしもの事態に備えた取り組み

 首都高速道路株式会社は、災害時に首都高速道路へ電力を供給することを目的に、太陽光パネルとハイブリッド車のリユースバッテリーを組み合わせたシステムの構築について、トヨタ自動車株式会社 未来創生センターと共同研究を進め、首都高速道路「辰巳第1PA」と「辰巳第2PA」での現地施工を完了し、実証実験を開始しました。

遮音壁タイプ(垂直取付)の太陽光パネル(首都高速湾岸線「辰巳第2PA」)

 この共同研究は、都市内高速道路という限られたスペースの中で、環境に配慮し、かつ資源を有効活用することを前提とし、災害時においても首都高速道路の運営を可能とする基盤を構築することを主な目的として、再生可能エネルギーの創出から蓄電、供給、さらに監視までを総合的に実施するシステム(エネルギープラットフォーム)を構築するものです。

 実証実験の現場である首都高速湾岸線「辰巳第1PA」と「辰巳第2PA」には、エネルギー創出のための太陽光パネル(遮音壁タイプ)、蓄電のためのリユースバッテリー(プリウスのバッテリー180台分)などが設置され、災害(停電)時にはPA付近のCCTV(交通管制用テレビカメラ)や将来的にはWi-fi基地局へ、安定した電力を3日間供給し続けるものとしています。

エネルギープラットフォーム構築のイメージ

 今後は約1年間、太陽光パネルの発電量・効率や、リユースバッテリーを利用した蓄電地の利用率、天候による日射量から発電/蓄電量を計測し、天気予報から放電量調整するなど、システムの効率・稼働状況を確認します。

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 クルマやバイクなど、高速道路利用者にとって走行中の災害発生は大変恐ろしく、またいつ起こるかわからないものです。災害に備えた取り組みには今後も期待したいところです。

【了】

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