生誕100周年のインディアン「チーフ」 新設計の3モデルを日本へ導入
米国のバイクブランド「インディアンモーターサイクル」の製品を輸入・販売するポラリスジャパンは生誕100周年を迎えたモデル「CHIEF(チーフ)」の最新3モデルを日本へ導入します。どのような特徴があるのでしょうか。
誕生100年を記念する新開発モデル
米国のバイクブランド「インディアンモーターサイクル」の製品を輸入・販売するポラリスジャパンは生誕100周年を迎えたモデル「CHIEF(チーフ)」の最新3モデルを2021年夏頃に日本へ導入します。

米国で最初のバイク企業であるインディアンモーターサイクルが1921年に発表した「チーフ」は、1000ccを超える大排気量Vツインエンジンを搭載した同社の伝統あるブランドの一つです。
チーフ生誕100周年を記念し、新開発されたモデルは「CHIEF DARK HORSE(チーフ・ダークホース)」「CHIEF BOBBER DARK HORSE(チーフ・ボバーダークホース)」「SUPER CHIEF LIMITED(スーパーチーフ・リミテッド)」の3種類で、いずれのモデルもシンプルなスチールチューブフレームに太いトルクを発生する排気量1890ccの「サンダーストローク 116 エンジン」を搭載しています。
ベースグレードといえるチーフ・ダークホースは、パワー、削ぎ落とされたミニマルデザイン、伝統的なライディングポジションで、肩肘を張ることのない心地よいライディングを実現します。

ファクトリーカスタムモデルであるチーフ・ボバーダークホースにおいては、スポークホイールにファットなタイヤを装着し無骨なフロントエンドを構築。ソロボバーシートを備えることで大戦後に流行ったクラシックカスタムである、ボバー・スタイルにオマージュを捧げるモデルへと仕上げられています。
また、最上級モデルとなるスーパーチーフ・リミテッドではサドルバッグとクイックリリース・ウインドシールド、パッセンジャーパッド付きツーリングシート、フロアボードなどで汎用性と実用性を向上。より長距離ライディングに快適性を求めるライダーに満足してもらうための装備が採用されています。

チーフ生誕100年を記念する新型チーフ・シリーズについて、モーターサイクル部門のマイク・ドゥアテイ社長とインダストリアル デザイン担当ディレクターであるオラ・ステネガルド氏は次のようにコメントしています。
■マイク・ドゥアテイ社長
「生まれ変わったインディアン チーフは本当にアイコニックなモーターサイクルであり、その発表は、生誕100 歳の誕生日を祝うのに最適な方法でした。
これらのバイクは、クラシカル・アメリカンV ツインのマシンとしてのシンプル・デザインとライディングポジションであっても、モダンで洗練された機能・装備を備えています。この新しいプラットフォームをラインナップに加えることは、最高にエキサイティングな事でした」。
■デザイン担当ディレクター/オラ・ステネガルド氏
「私たちは時代を超越したスタイリングを再現したかったのですが、そのスタイルを崩すことなく、ネイキッドでもアクセサリーパーツでフルにドレスアップされても、非常に美しく映えるスタイリングとなりました。
また、ライダーの想像力をパーソナライズされたオプションパーツとライダーの個性で融合できるように、そのスタイリングはシンプルに保ちたいと考えました。究極的には、これはシンプルなマシン・スタイリングと実にアメリカンなマッシブ・デザインで走ることに対するアグレッシブな気持ちを呼び起こすバイクです。It’s a pure riding machine.」
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クラシカルでありながらリアシリンダー休止システムやLEDのライト類、選択可能なライディングモード、クルーズコントロール、USB充電ポートなど充実した装備を標準装備した新型チーフ・シリーズの価格(消費税10%込)は227万8000円からとなっています。
【了】