千葉県木更津市民が熱愛するという「バー弁」 その魅力を実食レポート!

千葉県には「チャー弁」や「バー弁」と呼ばれるご当地弁当があります。テレビのニュースやバラエティ番組などでもたびたび取り上げられており、その人気はいまや千葉県民だけでなく、ツーリングライダーにも知られた存在だとか。今回は「バー弁」をご紹介します。

見た目は大胆、厳選素材で味も食べ応えも大満足

 千葉県には「チャー弁」や「バー弁」と呼ばれるご当地弁当があります。テレビのニュースやバラエティ番組などでもたびたび取り上げられており、その人気はいまや千葉県民だけでなく、ツーリングライダーにも知られた存在だとか。今回は「バー弁」をご紹介します。

シンプルながら豚肉の存在感を前面に押し出した盛り付け。脂身と焦げた部分が良い塩梅となっている。付け合わせの揚げたジャガイモが絶妙なアシスト感あり

 バー弁とは「バーベキュー弁当」の略で『吟米亭浜屋』(以下、浜屋)というお店の商品です。浜屋は木更津市内に3店舗を展開する弁当店で、バーベキュー弁当は昭和37年に木更津の駅弁として誕生して以来、長年にわたって地域の人に愛されている存在です。

 今回はツーリングの途中で、浜屋文京店(木更津市文京6-11-17)に立ち寄ってみました。ここは館山自動車道の「木更津南IC」から約3km、東京湾アクアラインの「金田IC」からも7kmほどの距離で、房総半島ツーリングのスタート時や帰りに寄るにも便利な立地です。

 文京店は国道16号線から木更津市民会館に向かうにぎやかな通り沿いにあります。店舗の前と横には広い駐車スペースがあり、平屋の建屋はちょっと奥まった位置にありますが、屋根に大きくお店の名前が書いてあるのですぐにわかります。シェフ帽をかぶったタヌキがバーベキューを楽しんでいるシンボルマークがカワイイですね。たぬき囃子伝説で有名な證誠寺(しょうじょうじ)が木更津にあるのが由来のようです。

 入店すると目に飛び込んできたのは、きれいに積まれたカップみそ汁とその手前に目立つよう陳列されたおせんべいやパックご飯です。脇に目をやると、袋に入ったお米も売られていました。不思議に思ってお店の人に尋ねてみると、運営会社はお米屋さんなのだとか。どうりで「お米推し」なわけですね。

 レジ脇のカウンターにはお弁当が何種類か並べられています。お目当ては看板メニューであるバー弁ことバーベキュー弁当ですが、ここでちょっと悩んでしまいました。というのも、スタンダードなバー弁(590円)のほか、お肉とご飯をボリュームアップした「大盛」(690円)、さらに手作りのきんぴらごぼうが入った豪華版の「特製」(820円)、そのボリュームアップ版の「特製・大盛」(920円)が存在するからです。

 お肉大好きな筆者(野岸“ねぎ”泰之)としては、枚数の多いバージョンをガッツリ食べたいところですが、やはり最初は基本になる商品を知るべきと思い直し、スタンダードなバー弁を買い求めたのでした。

こだわりの国産豚ロースは3.5mmにスライス。それを秘伝の醤油ダレにつけて網で焼き、さらにタレにひたすという

 タヌキのイラストが描かれた掛紙をはずしてふたを開けると、ご飯の上に大きめの豚肉が2枚分ドーンと載っていて、食べやすいよう4切れにカットされています。厳選した国産の豚ロースを醤油ベースの甘じょっぱい「秘伝のタレ」に漬け込み、1枚ずつ直火で丁寧に焼き上げ、仕上げにお肉とご飯にもう一度タレをかけてあるのだとか。ちなみにまろやかで深みのあるこのタレは、40年以上もずっと同じ製法で作られているとか。付け合わせに揚げたジャガイモと柴漬けが添えられているのが地味に嬉しいですね。

 お肉をほおばると、醤油の香ばしさとほのかな甘さが口の中に広がります。味付けは思ったよりも濃くはなく、スルスルといくらでも食べられる感じです。このお肉、食べやすさと満足感が絶妙にバランスを保つ厚さで、見かけよりもボリュームがあります。脂身の甘みが感じられ、冷めてもパサつかないところに質の高さを感じます。ちょっと焦げた部分があるのがまた香ばしくて良いです。

 タレがしっかりと染みたご飯も、弁当に適した国内産のものを厳選しているとのこと。こちらもつやつやで冷めてもおいしく、さすがは「吟米亭」を名乗るお米のプロが作った弁当だけあります。

 千葉県民の愛する「バー弁」は想像以上の美味しさで、次回はお肉の多い「特製」を絶対食べるぞと心に誓いました。内房方面のツーリング時には、ぜひ木更津に立ち寄って浜屋の「バー弁」をテイクアウトしてみてはいかがでしょうか。

【了】

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Writer: 野岸“ねぎ”泰之(ライター)

30年以上バイク雑誌等に執筆しているフリーライター。ツーリング記事を中心に、近年はWebメディアで新車インプレッションやアイテムレビューも多数執筆。バイクツーリング&アウトドアを楽しむ『HUB倶楽部』運営メンバーの1人。全都道府県をバイクで走破しており、オーストラリア、タイ、中国など海外でのツーリング経験も持つ。バイクはスペックよりも実際の使い勝手や公道での走りが気になるキャンプツーリング好き。

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