スズキ「バーグマン400」新型公開 エンジン改良、電子制御を追加しユーロ5に適合
スズキはミドルサイズ・スクーター「Burgman(バーグマン)400」の新型モデルを欧州市場で発表しました。どのような進化を遂げたのでしょうか。
使い勝手に優れた「バーグマン400」
スズキはミドルサイズ・スクーター「Burgman(バーグマン)400」の新型モデルを欧州市場で発表しました。

1998年に発売されたバーグマン400は、快適性、パワー、スタイル、実用性を兼ね備えたスクーターとして、新たな市場を開拓しました。2006年と2018年のモデルチェンジでは、実績のある強固なプラットフォームをさらに進化させました。
新型モデルでは、力強いパワーデリバリーを実現し、燃焼効率を高めて燃費を向上させるツインプラグシリンダーヘッドを採用した改良型エンジンを搭載。バランスのとれた低中速トルクを発揮し、スロットルコントロールも改善されています。
改良型エンジンでは燃焼速度が高くなり、高回転域でのノッキングの可能性を低減することができるため、パワーが出やすいタイミングに点火時期を設定することができ、トップスピードの向上につながります。また、新たな二次空気経路の採用により、ユーロ5の排ガス規制に対応しています。
新型バーグマン400では、滑りやすい路面での走行や、停止した状態からの素早い発進が可能になるトラクションコントロールシステムを新たに採用。従来よりも36gの軽量化を実現した新開発のABSユニットも採用されています。

実用性においては、42リットルのシート下収納に加え、フロントに6.3リットルの収納スペースを設け、その右側には電子機器の充電に便利な12Vソケットを装備しています。
そのほか、最新のバーグマン400ではスターターボタンを1回押すだけでエンジンが始動する「イージースタートシステム」、SAIS(スズキ・アドバンスド・イモビライザー・システム)や、イグニッションバレルを保護するマグネットカバーなど、使い勝手とセキュリティ面も強化されています。
マットシルバー、マットブラック、アイアングレーの3色展開でとなったバーグマン400。日本市場の早期導入に期待したいところです。
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