スペインでバイクに乗るための第一歩 シェアリング自転車で交通社会に慣れよう!
スペインへ語学留学中のバイクタレント兼こうのす観光大使・岸田彩美さんは、現地でバイクに乗る前の準備としてシェアリング自転車の利用を開始しました。どのような仕組みなのでしょうか。
アウトレットでウエアを物色!
こんにちは。バイクタレントの岸田彩美です。街中を散策していると……バレンシア内で使うことのできるシェアリング自転車「バレンビシ」を多く見かけます。

バイクに乗る前に、自転車から交通社会に慣れよう! ということで、しっかり下調べをした上でプチお出かけをしてみました!
バレンシア内には多くのシェアリング自転車ステーションが設けられており、好きな場所で借りて好きな場所で返すことが出来ます。どうやらこちらでは自転車の盗難率が高いこともあって、シェアリングを利用する方はとても多いそうです。天気のいい日は、ステーションに一台も自転車が無い! なんて日もあります。(個人で自転車を所有している方は、頑丈なロックをして駐車している方がほとんど)

私はお得に使いたいので、1年間の定期(サブスクリプション)で登録しました。これが全てスペイン語での表記だったので大変。。。理解できない部分はGoogle翻訳に頼りつつ、勉強も兼ねて準備をしました。
メトロカードをキオスコと呼ばれる売店(街中に多くあります)で購入し、その番号と紐づけて定期の登録をします。
金額は1年間で26ユーロ。30分間は無料で、30分以上60分以内は0.52ユーロ追加、その後は60分ごとに2.08ユーロとなります。私は節約のために30分厳守で利用しています(笑)。時にはステーションで乗り継ぎする時もあります。

バレンビシは使い方も簡単です。各ステーションに機械があるので、メトロカードをかざして、暗証番号を入力し、借りるだけです。
今のところタイヤの空気が足りなくてペコペコとか不具合があった! なんてことはありません。以前トラックで大量の自転車を積み込んでいる場面を目撃したことがあるので自転車はこまめにメンテナンスをされているのかな~と思います。

見た目以上に車体が重いので、いい運動になる反面、電動キックボードに乗っている方にあっさりと抜かされます。。。
その他スケートボードやローラーブレード(ジャニー〇を連想させますね……)で颯爽と移動する方も多く、バリエーション豊かな移動手段があって面白いです。
交通事情についてはまた改めて記事にしたいと思うのですが、こちらでは自転車も車やバイクと同じく右側通行で、大きな道路には自転車専用道路が完備されています。歩行車は侵入出来ないですし、車道としっかり分かれている為、安全・快適に自転車に乗って移動が出来ます。

公園内にも自転車専用道路が作られていますが、アスファルトではなく石畳(表現合っているか不明)で作られているので、ガタガタガタっと結構な振動が伝わってきます。
毎週日曜日は、バレンシア内の美術館が無料なのでバレンシア陶器美術館に立ち寄ってみたり……説明はほとんど理解不能でしたが、見ているだけで美しいので良かったです。

またチュロスとチョコラテの人気店VALORで注文も。想像以上にチョコが甘く、どろっとしておりチョコ好きの私にはたまりません!!! 美味しくいただきました。
今回はシェアリング自転車の「バレンビシ」についてお届けしました。基本的に徒歩で移動をしていたので、自転車移動が出来るようになって快適ですし、初期投資も少なく所有しなくて良いのでとても便利です。何事も挑戦ですね。
バレンシア内では、シェアリング電動バイクも非常に多く、サラリーマンの方が利用している姿をよく見かけます。またレンタル電動キックボードもあり、目移りしちゃいそうです(笑)。一つずつ試してみて、またレポートしますね。
こちらではコロナの規制が少し解除され、バレンシア外にお出かけが出来るようになりました。1つ何かに挑戦すると、色んな壁があって、正直しんどい時もありますが全て勉強だと思って、苦労も楽しんで生活していきます。最後までご覧いただき、ありがとうございました。
【了】
Writer: 岸田彩美
食べる事とインコが大好き。愛称:あやみん。2011年駒澤大学準ミスグランプリを取得後、ツインリンクもてぎのイメージガール、ツインリンクもてぎエンジェルを務めた。任期中に様々なバイクの楽しみ方に出会いその魅力に心を奪われた。トライアルデモンストレーション、MotoGP 日本グランプリでステージMCなどバイクのイベント出演や司会も務める。